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ポール・サイモンはツアーに復帰したいという思いからライヴ・バンドと練習しようとしてみたことを明かしている。

ポール・サイモンは生まれ育った場所からほど近いクイーンズで最後のコンサートを行い、2018年にツアーから引退している。

最後の公演でポール・サイモンは今後も「一夜限り」の公演は行う可能性があるとして、昨年のニューポート・フォーク・フェスティバルにサプライズ出演している。

今回、ポール・サイモンは『モジョ』誌のインタヴューでツアーからの引退について語り、ツアーへの復帰を妨げている難聴について触れている。

新曲についてポール・サイモンは次のように語っている。「3曲、手を付けている曲があるんだ。そのうちの1曲は完成している。『七つの詩篇』を半歩進めたような感じで、別のものへと進化しているんだ」

「まさに命の恩人なんだ。難聴があってパフォーマンスの仕方を見つけられていなかったからね」とポール・サイモンは続けている。「できるかどうか見てみようと、ツアーのバンドとリハーサルをしてみようとしたこともあるんだ。現時点ではできてないんだけどね。音楽のことを考えると、こういうやり方しかないんだ」

最後のツアーについてポール・サイモンは次のように語っている。「パフォーマンスとしてのキャリアを自然に終わらせるとしたら、どんな感じなんだろうとよく考えていたんだ。今は分かる。少し不安なところもあるけど、爽快な気持ちだし、安心しているところもある」

「音楽を作るのは好きだし、声もまだまだ強いからね。バンドも才能のあるミュージシャンで、タイトで、素晴らしい。音楽のことは常に考えているよ。キャリアをまっとうできたことには感謝しているし、もちろん、なによりも音楽から何かを聴き取って、心を動かしてくれたオーディエンスに感謝しているよ」

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