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エルトン・ジョンとパートナーのデヴィッド・ファーニッシュは俳優のケヴィン・スペイシーによる性的暴行の裁判で被告側証人として証言を行っている。

映画『アメリカン・ビューティー』、『ベイビー・ドライバー』、ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』といった作品で知られるケヴィン・スペイシーは2001年から2013年に行った性的暴行や強制わいせつなど、12の性犯罪の責任を問われている。63歳のケヴィン・スペイシーはすべての訴えに対して無罪を主張している。

今回、エルトン・ジョンは被告側証人として召喚され、法廷で証言を行っている。

エルトン・ジョンとパートナーのデヴィッド・ファーニッシュはウィンザーの自宅で行った2001年のパーティーにケヴィン・スペイシーが出席した時のことを証言している。このパーティーに車で向かう時にケヴィン・スペイシーは男性に性的暴行を行ったとされている。

ケヴィン・スペイシーは検察側が暴行が行われたと主張するこの年のパーティーへの出席を否定している。

現地時間7月17日にモナコから映像で出席したエルトン・ジョンにクリスティン・アニュー検察官はケヴィン・スペイシーがホワイト・タイ&ティアラ・ボールにいたことを覚えているかと尋ねている。

「彼は白のネクタイでやってきました。彼はプライベート・ジェットから直行してきたのです。そうじゃなければ、彼は白のネクタイを身に着けていなかったと思います」

エルトン・ジョンはその夜にエルトン・ジョン・ファウンデーションのために行われたオークションでケヴィン・スペイシーがミニ・クーパーを購入し、ウィンザーの自宅に宿泊したとも語っている。しかし、「その後に彼が降りてきたかは覚えていない」と続けている。

デヴィッド・ファーニッシュもこの日のことを振り返るために映像で証言し、「アカデミー賞を受賞した俳優なので、会場は多くの興奮に包まれた」ためケヴィン・スペイシーが出席したことを覚えていると語っている。

デヴィッド・ファーニッシュはゲストを撮影した写真をチェックしたところ、ケヴィン・スペイシーがパーティーに出席したのはこの年だけだったとも法廷で述べている。

先日、エルトン・ジョンは最後のツアーが終わったことを「受け止めようとしている最中」だと語っている。

エルトン・ジョンは7月8日にストックホルムのテレ2・アリーナで最後の公演を行っており、ツアーを終えた心境についてインスタグラムで述べている。「2018年に最後のツアーに乗り出した時は、このツアーと全世界がそこからの5年で経験した紆余曲折や浮き沈みは夢にも見なかった」とエルトン・ジョンは綴っている。

「すべての歩みに僕のファンがいてくれた。みんなは僕についてきてくれて、応援してくれた。我慢強く、それぞれの最後のライヴに足を運び続けてくれたんだ」

最後のスウェーデン公演についてエルトン・ジョンは「マジカル」で「受け止めようとしている最中」だと述べている。「しばらくはついにツアーを終えてしまったという時間は湧いてこないと思う。みんなのことがどれだけ恋しいか、みんなの応援がどれだけ有り難かったかは言い表せないよ。永遠にその気持ちは残るだろう」

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