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ブラーのデーモン・アルバーンはアークティック・モンキーズが「最後の優れたギター・バンド」であり、ギター・ミュージックは「実りのない」ものになってしまったと語っている。

ポッドキャスト『ブロークン・レコード』に出演したデーモン・アルバーンはギター・ミュージックの現状について語り、今後については楽観視しているとしながらも再発明の前の厳しい局面を迎えていると語っている。

「ギター・ミュージックにもう一度盛り上がりを感じているところはあるね。それって悪いことじゃないよね。だって、すごく実りがなかったから。僕にとっては最後の優れたギター・バンドはアークティック・モンキーズだったんだ。あれ以降、同じくらい素晴らしいものがあったかどうかについては把握していない」

「でも、今は大きな可能性を持ったバンドがいる。ギター・ミュージック自体を解体して、違った形で組み直したりしている。そうした天才による新しい突然変異が素晴らしい形で起こっているんだ」

デーモン・アルバーンは素晴らしいアーティストになると考えている新しいバンドも紹介している。

「ウールーというミュージシャンが好きなんだ。あれはクールに思えるね。あとアメリカの田舎町で見つけたアーティストがいるんだけど、名前を思い出せないな」

「あとはヤード・アクトなんかもよくなっている感じだよね。スリーフォード・モッズみたいなバンドもまったく新しくはないけど、台頭してきている。素晴らしいよ。もう一度、いい言葉が数多く使われ始めている。いわゆるロックではなくてね。そういうものは嫌いだね。詩とギターが好きなんだよ」

デーモン・アルバーンがアークティック・モンキーズに賛辞を送るのは初めてではなく、2018年にもアレックス・ターナーを「本当に才能のある男」と評している。

「彼は本当に才能のある男だと思うね。僕は誰かを褒めるのが好きじゃないから、そうやって言うのは気がひけるんだけどさ。だけど、これは言わなきゃいけないよね」

同じインタヴューでデーモン・アルバーンはオペラに取り組んでいることも明かしている。

ブラーは約8年ぶりとなるニュー・アルバム『ザ・バラード・オブ・ダーレン』を7月21日にリリースすることが決定している。

新作を全編演奏するライヴが現地時間7月25日にイヴェンタム・アポロで行われることも決定している。アルバムを最初から最後まで演奏するライヴは一回限りで、今回のみになると謳われている。

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