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BBC 6ミュージックはブリットポップの勃興と影響を検証する新たなポッドキャストを開始している。

『ザ・ライズ&フォール・オブ・ブリットポップ』と題されたポッドキャストはスティーヴ・ラマックとジョー・ワイリーが司会を務めるもので、ブリットポップというジャンルが形成されていく経緯を振り返るものとなっている。ポッドキャストでは司会の2人がブリットポップの幅広いミュージシャンにインタヴューを行い、このジャンルが音楽業界とUKのポップ・カルチャーに与えた影響も掘り下げるという。

BBCはブリットポップの30周年を機にこのポッドキャストを公開したと述べており、どのように隆盛を極めたかだけでなく、過去の音源や当時を最もよく知る人物による未公開の話などもオンエアされるとしている。

「ブリットポップが置かれていた状況を忘れることは簡単です。サッチャーからメージャーへと政権交代し、イギリスは戦争に巻き込まれ、ユニオン・ジャックは極右のシンボルとなっていました。しかし、1993年、イギリスは赤と白と青に染まり始め、ティーンエイジャーのベッドルームをスウェードやサラ・コックスのポスターが埋めることになったのです」

「司会者のジョー・ワイリーとスティーヴ・ラマックにはポップの歴史においても最高と言える物語の一つを語る独自の機会が与えられることになりました。英国のカルチャーにおける重要な瞬間を再評価するにあたって、距離があるという利点を活用しながら、インターネットの出現によって変わってしまう前の音楽業界の有終の美を見ていきます」

現在、全8話のうちの最初の4話が公開されており、後半は7月19日に公開される予定となっている。

ポッドキャストはこちらから。

https://www.bbc.co.uk/sounds/brand/p0ftp7pt

第1話はブリットポップの勃興を振り返るもので、新たなインタヴューや未発表の音源と共に「シーンの黎明期を振り返り」ながら「様々な要素が組み合わさって、イギリスの創造性の新たな波が噴出するビッグバンへの完璧な状況を作り出すことになったか」を検証している。

その後のエピソードではブリットポップという言葉がどのように生まれ、急速に勢いを増していき、今日まで続く功績を生み出したかを掘り下げている。

先日、リアム・ギャラガーオアシスについてブリットポップじゃないと述べている。

オアシスとブラーは90年代に熾烈なチャート争いを繰り広げ、オアシスのシングル“Roll With It”とブラーのシングル“Country House”が全米シングル・チャートの1位を奪い合ったチャート争いはブリットポップを象徴する事件として知られている。

しかし、ファンから「オアシス以外で最も好きなブリットポップのバンドは?」と訊かれたリアム・ギャラガーは「俺たちはブリットポップなんかじゃなかった」とツイートしている。

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