ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは今後ツアーを行うことについてあまり興味がないと語っている。
リック・ルービンによるポッドキャスト『テトラグラマトン』に出演したトレント・レズナーはツアーも含めて幅広い話題について語っている。
「子どもたちから離れたくないんだ」とトレント・レズナーはツアーに気乗りしない理由について語っている。「ありがたいことに自分にできることというのがあって、それをするためにも彼らの人生を見逃したくないんだ。彼らの人生を見られることに感謝している。分かるだろ?」
「自分は大丈夫なんだと感じたいし、自分の家族も問題ない状態にしたい。それって素晴らしいことだし、それがいいよね」
トレント・レズナーは5人の子どもたちの父親になったことで「自分が誰なのか、自分がなぜそんなことをするのかという面が形作られることになった」として、音楽の優先順位は下がったと語っている。
「自分の視点としては今の世界だと音楽の重要性は小さくなっていると思う」
「音楽というのは昔は時間をとって聴くものだった。音楽を聴くのに時間を使っていたんだ。自分にとっては他のことを5つしながら、バックで聴くものではなかったんだ」
同じインタヴューでトレント・レズナーはデュア・リパの音楽を聴いて涙が出てしまったとして「よくできた音楽だ」と語っている。
トレント・レズナーは曲を書く難しさについて語っている。「自分にとって最も大変なのは曲を書くことなんだ。言いたいことがあること、真実を伴う言いたいことがあること、存在する理由というのがなきゃいけないんだ」
トレント・レズナーは再び惹かれることになったのはポップ・ミュージックだったと語っている。「この間、6歳の娘がデュア・リパが歌っているのを聴いたんだ。彼女はすっかりハマっていて、それがクールだったんだよね。まさに彼女の音楽になっている感じだったんだ」
「よくできた曲を書く熟練の技を思い出させてくれた。デュア・リパの曲を聴いて、涙が出てしまったんだよ。よくできた音楽だった。クレヴァーだし、気分も最高だしね」
トレント・レズナーは次のように続けている。「それって難しいことなんだ。そのやり方は自分にも分からない。何を言うべきか考えている時というのは素の自分から出てくるんだ。そのためには自分という人間、今のポジションを考える必要があって、そうしたものがすべて組み合わさって一か八かのものになるんだ」
トレント・レズナーはアッティカス・ロスと共に『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』の映画音楽を手掛けることも明らかになっている。
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