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エド・シーランは今行っている著作権侵害の裁判に敗れた場合、音楽業界を去ると発言している。

エド・シーランは2014年発表の“Thinking Out Loud”の盗作を巡る裁判を現在行っている。

エド・シーランはマーヴィン・ゲイと“Let’s Get It On”を共作したエド・タウンゼントの遺産管理者から2016年に訴訟を起こされている。原告側はエド・シーランと共作者のエイミー・ワッジが“Thinking Out Loud”で“Let’s Get It On”の上がっていく4つのコード進行とリズムを盗作したとして、著作権を侵害する「顕著な類似性」があると主張している。

現地時間5月1日にマンハッタンで開催された法廷でエド・シーランは有罪になった場合、音楽を「止める」と発言したと報じられている。

「もしそういうことになったら、終わりです。止めます」とエド・シーランは裁判の負担を表現する中で語っている。

「人生を賭けてパフォーマーやソングライターとしてやってきて、それを誰かに貶められるのなら屈辱的なことだと思うのです」

先日、この裁判では原告側の弁護士であるベン・クランプが冒頭陳述でエド・シーランがコンサートで“Thinking Out Loud”と“Let’s Get It On”をマッシュアップする様子をファンが撮影した動画を流し、「このコンサート映像が供述です」と述べている。

このマッシュアップについて尋ねられたエド・シーランは次のように語っている。「多くのポップ・ソングは大方のポップ・ソングに重ね合わせることができます。ある曲とある曲をマッシュアップしてみたというだけです」エド・シーランは“Let’s Get It On”を映画『オースティン・パワーズ:デラックス』で初めて聴いたことも明かしている。

また、裁判ではAIで生成されたマーヴィン・ゲイの“Let’s Get It On”の音源がかけられ、法定では笑いが起きることになったという。

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