Thurstan Redding

Photo: Thurstan Redding

リナ・サワヤマは東京レインボープライド2023のテーマ曲に“This Hell”が起用されることが発表されている。

東京レインボープライド2023は4月22日・23日に代々木公園で開催される。“This Hell”がテーマ曲に起用されたことを受けて、リナ・サワヤマのメッセージ動画も公開されている。

メッセージの書き起こしは以下の通り。

「こんにちは、リナ・サワヤマです。今回「This Hell」が東京レインボープライドのテーマソングに選ばれました! この曲は、LGBTQ+コミュニティから奪われている権利について書かれた楽曲です。みんな平等に愛を受けるべきなのに、セクシュアリティが理由でヘイトを向けられる人もいます。そんなヘイトが存在する場所でも愛を見つけて、ダンスできるような曲を作りたいと思って、この曲を書きました。

自分をサポートしてくれる友達や家族と一緒にいることで、この地獄もベターな場所になってほしいという思いを込めた曲です。今回、わたしはTokyo Prideに参加できなくてとても残念でした。今年はスケジュールが合いませんでしたが、いつか必ず参加したいです! 日本には行けないですが、イギリスからイベントの成功をお祈りしています。

また、日本のLGBTQ+コミュニティのみなさん、今はまだLGBT差別禁止法は認められていないし、同性婚もできません。日本はG7の中で唯一、これを合法化していないです。これはとても恥ずかしいことで、まだ乗り越えなくてはいけないハードルがたくさんあります。でも、LGBTの人は同じ人間です。愛は愛。家族は家族です。いつの日か平等な社会になることを信じて一緒に戦ってください」

先日、リナ・サワヤマは映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』に提供した新曲“Eye For an Eye”が公開されている。

シリーズ4作目となる映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は9月に日本公開されることが決定している。リナ・サワヤマはキャストとしても同作に出演しており、主演のキアヌ・リーブスを初め、ドニー・イェン、真田広之、イアン・マクシェーン、ランス・レディック、ローレンス・フィッシュバーン、ビル・スカルスガルドと共演している。

“This Hell”はリナ・サワヤマの最新作『ホールド・ザ・ガール』に収録されたシングルで、同作品は全英アルバム・チャートで初登場3位を獲得し、日本人アーティストとして史上最高位を記録している。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ