ザ・ストロークスは初めて撮影された宣材写真のプリントが販売されている。
ザ・ストロークスがラフ・トレード・レコーズと契約した後にフォトグラファーのレスリー・ライオンズによって撮影された宣材写真は2000年代のニューヨーク・シーンを追ったドキュメンタリー映画『ミート・ミー・イン・ザ・バスルーム』にも登場している。
テキサス州オースティンにあるモダン・ロックス・ギャラリーはレスリー・ライオンズが撮影した写真を販売しており、独占写真を追加公開する予定もあるという。レスリー・ライオンズは最初の宣材写真撮影に関する逸話も明かしており、バンドのデモを聴いて「すぐにでも」撮影したくなったと述べている。「バンドの外見を見る必要もありませんでした。私の知っているものがそこからは聴こえました。エネルギー、本物さ、詩がそこにはあったのです」
ロウアー・イースト・サイドにあるマーキュリー・ラウンジでバンドに会った時、彼らは撮影をやりたがらなかったという。「ライヴの前のサウンドチェックで彼らに会ったのですが、予定外の撮影をやりたがりませんでした」とレスリー・ライオンズは述べている。バンドは初め彼女のことを報道陣だと思ったが、演奏が始まって、撮影を始めると、打ち解けていったという。「ステージを降りたら、すぐに撮影しましょう。あなたたちのライヴのエネルギーを撮影できたら、気に入ったものを使って、残りは捨ててしまえばいい」と言うと、バンドは同意したとレスリー・ライオンズは振り返っている。
バンドの存在感はレスリー・ライオンズに大きな印象を残すことになったという。「彼らが演奏している時、マーキュリー・ラウンジは炎に包まれて燃えているようでした。幸運にも1990年にイースト・ヴィレッジのピラミッド・クラブでニルヴァーナを観ることができましたが、それ以来ロックンロールで新しいものを体験したことはありませんでした。ザ・ストロークスは前に進みながら、同時に慣れ親しんだものへとエネルギーを戻してくれたのです」
レスリー・ライオンズは2001年に行われたNMEミュージック・フェスティバルにも同行して撮影を行っている。「私たちの写真はイギリス中の報道機関で使われました。NMEのライヴでは観客がもっとやれと叫んだことを覚えています。ジュリアン・カサブランカスがステージから『もっとやってほしい? もっとやるよ』と言って、まだ曲があるのを私も知りませんでした。それは全部新曲だったのです」
先日、ザ・ストロークスのアルバート・ハモンド・ジュニアは来たるソロ・アルバムよりゴールドリンクとのコラボレーションとなる新曲“100-99”が公開されている。
“100-99”は6月23日にリリースされる通算5作目となるソロ・アルバム『メロディーズ・オン・ハイエイタス』に収録される。
「90年代のヒップホップを聴いて育って、ラジオで聴いた曲のメロディックなフック、特にドクター・ドレーがプロデュース、ラップしているものにいつも惹かれていた」とアルバート・ハモンド・ジュニアは“100-99”について語っている。「それから何年も経って、自分のギターワークの中にそういったメロディックなラインのスタイルを取り入れていることに気づいたんだ。”100-99″は、俺が書いたビートとギターパートにラッパーを乗せるという、以前からやりたかったことで、ゴールドリンクと一緒に実現できて本当に嬉しい」
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