エルトン・ジョンは今週ロサンゼルスで行われた公演で、デヴィッド・ボウイの“Space Oddity”のカヴァーを披露し、亡くなったデヴィッド・ボウイに捧げている。
エルトン・ジョンは、デヴィッド・ボウイの亡くなったことが発表された2日後の1月13日にロサンゼルスのウィルターン・シアターでライヴを行っており、“Space Oddity”のインストゥルメンタル・バージョンを披露し、自身のヒット曲“Rocketman”に繋げている。
ライヴのなかでエルトン・ジョンはデヴィッド・ボウイについて触れ、“Space Oddity”を聴いたことが自身のデビュー・アルバムを作るのを手助けしてくれたと語っている。「“Space Oddity”はすごくクラシックに基づいた曲でね。当時、僕は誰を起用したいか分からなかったんだ。それで、あの曲を聴いて、ぶっ飛ばされてね。それが“Space Oddity”だったんだよ」
エルトン・ジョンはそこで“Space Oddity”のプロデューサーだったガス・ダッジョンとアレンジャーのポール・バックマスターを起用し、その関係は数年間続いている。「あの素晴らしいコラボレーションについてはデヴィッド・ボウイに感謝だよね」
曲を披露した後、さらにこう続けている。「僕らは彼がどれだけのインスピレーションを与えてくれたかを知っているし、彼の音楽が寄り立つものを知っている。音楽について何も言う必要はないんだ。音楽自体が語りかけてくれる。彼は革新的だったし、境界を変更できる人だったし、彼は自身の音楽で踊っていた。そんなアーティストって滅多にいないんだよ」
“Space Oddity”を披露する観客撮影の動画はこちらから。
報道によれば、トニー・ヴィスコンティはデヴィッド・ボウイが次のアルバムに取り掛かろうとしていたことを明かしており、別の報道では『★(ブラックスター)』のセッションの未発表曲が今後リリースされるかもしれないと報じられている。
また、『ザ・デイリー・ミラー』紙によると、デヴィッド・ボウイは友人や家族の立会いはなく、しめやかに火葬されたという。これは「騒ぎ立てなしにそうしたい」という本人の意志によるものだと報じられている。
デヴィッド・ボウイは、18ヶ月に及ぶガンとの闘病生活の末、1月10日に亡くなっている。報道によれば、6度の心臓発作を経験した後、肝臓ガンで亡くなったという。
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