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ジェイ・Zは2023年のグラミー賞でビヨンセの『ルネッサンス』が最優秀アルバム賞を受賞するのにふさわしかった理由について説明している。

ジェイ・Zは授賞式に先立って『タイダル・マガジン』の取材を受けている。授賞式ではハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』が最優秀アルバム賞を受賞しており、ビヨンセが逃したことは物議を醸している。

「カルチャーに対して成し遂げたものを見てみてほしい」とジェイ・Zは語っている。「世界のエネルギーが動いたことに目を向けてほしい。クラブではアルバムの全編がかけられている。これまでそんなことを見たことはなかったと思う。全部繋がっているんだ。全部だよ。リミックスもどれも素晴らしい。みんな影響を受けているんだ。世界に影響を与えることになった。リミックスだって他のものより素晴らしいんだ」

ジェイ・Zはビヨンセの受賞に自信を持つことにしたのか、それとも感情的には距離を置くことにしたのかと訊かれて、次のように答えている。「ああ、距離は置いているよ。正しいことをしてくれるのを願っている。マーケティング的なことでしかないというところもあるからね。アルバムを出して、これでセールスが上がるということもあるわけでさ。でも、心の底では昔からそうしたものに憧れてきたところもある。大切なものの一つなんだよ。『金メダルを獲りたい』というようにね。それだけ長くやってきたからね」

ビヨンセは第65回グラミー賞で、最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞、最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞、最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞、最優秀R&Bソング賞の4つの賞を受賞しており、ビヨンセは累計32回目のグラミー賞を受賞して、史上最多のグラミー受賞者となっている。

しかし、4度目のノミネートとなった最優秀アルバム賞は逃している。ビヨンセはこれまで2008年発表の『アイ・アム…サーシャ・フィアース』、2013年発表の『ビヨンセ』、2016年発表の『レモネード』でノミネートされてきた。

ジェイ・Zはグラミー賞授賞式を締め括る形でDJキャレド、リル・ウェイン、リック・ロス、ジョン・レジェンド、フライデーと共に“God Did”を披露している。

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