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クリス・ブラウンは第65回グラミー賞をめぐってロバート・グラスパーに難癖をつけたことを謝罪している。

現地時間2月5日、ロバート・グラスパーは2022年発表のアルバム『ブラック・レディオIII』で最優秀R&Bアルバム賞を受賞している。ロバート・グラスパーはクリス・ブラウンの通算10作目のアルバム『ブリージー』のデラックス・エディションやメアリー・J. ブライジ、ラッキー・デイ、PJモートンを凌いで、同賞を受賞している。

ロバート・グラスパーの受賞を受けてクリス・ブラウンはインスタグラムで不満そうに「ブラザー、こいつは誰だ?」と投稿している。この発言がソーシャル・メディアで批判されたことを受けて、クリス・ブラウンは発言を撤回して、ロバート・グラスパーに送ったメッセージのスクリーンショットを公開している。

メッセージには次のように記されている。「おめでとう、ブラザー。グラミー賞への反応に気分を害したのなら謝罪したい。意図的に標的にしたわけではなく、自分が失礼で意地悪だったことは分かっている」

クリス・ブラウンは続けて「調べてみたところ」ロバート・グラスパーが「素晴らしい」と思ったと認めている。クリス・ブラウンはグラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーが黒人アーティストに対して「適切な評価・配慮」を行っていないと批判しており、彼とロバート・グラスパーは広く見ればR&Bにカテゴライズされるものの、ジャズとソウルの影響を受けたロバート・グラスパーの作曲とポップでトラップを主体としたクリス・ブラウンの作品ではスタイル面で大きな違いがあることを指摘している。

「あなたと自分は同じカテゴリーであるべきじゃないよね」とクリス・ブラウンは述べている。「2つのまったく違うヴァイブとジャンルになっている。だから、黒人からもう1人の黒人に向けて、おめでとう。家族を一生養っていけることを願っている。神の御加護を」

ロバート・グラスパーは公の場でクリス・ブラウンの発言には言及していない。

ロバート・グラスパーが最優秀R&Bアルバム賞を受賞するのは2度目で、2013年発表の『ブラック・レディオ』でも受賞している。ロバート・グラスパーはこれまでに12の部門でグラミー賞にノミネートされており、5つのグラミー賞を受賞している。

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