Parri Thomas

Photo: Parri Thomas

ザ・リバティーンズはニュー・アルバムについて最新情報を明かして、カール・バラーは「違ったエネルギー」があると語っている。

ザ・リバティーンズはヨーロッパ・ツアーの前にジャマイカでアルバムに取り組んでおり、先日、ピート・ドハーティは「俺たちは新しいアルバムを作っているんだ。ものすごく生産的で、新曲を書こうとしているところなんだ」と語っていた。

今回、『NME』のインタヴューでピート・ドハーティは「何曲か新曲を一緒にやったんだ。僕とカールでね」と語っている。

カール・バラーは次のように続けている。「今は4人で演奏の仕方を学ばなきゃならないところなんだ。数曲を書いたりもしたけどね」

「サウンド的にはこれまでやったことのないことをやりたい。これまでとは違ったエネルギーのあるものをやろうとしているんだと思う。でも、自分たちはまだその段階にないんだ」

ピート・ドハーティとカール・バラーは“Shiver”という新曲についても説明しており、“The Delaney”、“France”、“Music When The Lights Go Out’”といったザ・リバティーンズの曲に通ずる「本物のセンチメンタルさが戻ってきている」と語っている。カール・バラーもそれに同意して、「“Shiver”は素晴らしいよね。昨日の夜も聴いていたんだ」と続けている。

ドラマーのゲイリー・パウエルは今年8月『NME』に通算4作目のアルバムについて言えるのは「前進していることだ」と語っていた。「素晴らしいのは全員が曲を書いていることだね。アプローチの仕方に新たな熱意や面白い次元が加わればと思う」

「もちろん、一からやり直すというわけではなくて……でも、ザ・リバティーンズのライヴに来るような観客が求める健全なエモーションとダイナミクスを持ち込みながら、盛大にやることができるんじゃないかと思っているんだよ」

2019年に話を聞いた時、ピート・ドハーティは新作がザ・クラッシュの『サンディニスタ』と同じ系統の折衷的なスタイルになると語っていた。

「(フリースタイル・ラップのような)こうしたマッドなアイディアをもとに、カールは『サンディニスタ!』のようなことをやりたいと思っているんだ。フリースタイルもやるし、フォークな曲もやるし、伝統的なドハーティ/バラーによる楽曲もやるっていうさ」

「全体的によかったんだけど、取り掛かり始めるまでが大変だったね。最初のセッションでは落ち着かなくて、不安を感じていたんだ。他のみんなもそうだったかは分からないけど、素晴らしい結果が生まれている。『このバンドで何が起きているんだ? っていう感じだよな』って、みんなが言っていたよ」

ザ・リバティーンズが最後にリリースしたアルバムは2015年発表の『リバティーンズ再臨』となっている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ