Steve Gullick

Photo: Steve Gullick

ブラーのグレアム・コクソンとローズ・エリナー・ドゥーガルによるザ・ウェイヴはニュー・シングル“Kill Me Again”が公開されている。

ザ・ウェイヴは2月3日にリリースされるセルフ・タイトルのデビュー・アルバムより“Drowning”と“Can I Call You”がこれまでに公開されていた。

「“Kill Me Again”は激しい快楽の中で存在しない感覚や形が変わる感覚、闇の力に影響されつつある宇宙の中で光が存在するための戦いについて掘り下げたものなんだ」とザ・ウェイヴは説明している。

「性的主体性と、実体の物理的な融合によって生まれる力、存在をもたらす力、そしてそれがいかに悪に打ち勝つかということを賞賛しているんだよ」

新曲“Kill Me Again”はデヴィッド・J・イーストが監督したミュージック・ビデオと共に公開されている。

グレアム・コクソンとローズ・エリナー・ドゥーガルは2004年にピペッツがイズリントンのバッファロー・バーでライヴを行った後に初めて出会い、そうして生まれた友情が今の形に導くことになったと説明している。

「ライヴの後に少ししか話せなかったんだけど、私は飲み物をおごってと叫んだのよね」とローズ・エリナー・ドゥーガルは振り返っている。「すごく強いお酒を頼んだの。当時はブランデーをたらふく飲んでたから。どうなったのかは覚えていないわ」

グレアム・コクソンは次のように続けている。「だから、僕は4杯のブランデーとコークを渡して、『楽しんで』と言って、逃げ出したんだ」

後にクイーンズ・オブ・ノイズのライヴで再会したものの、その後は共通の友人が2020年に開催したチャリティ・ライヴに出演するまで2人が会うことはなかったという。グレアム・コクソンとローズ・エリナー・ドゥーガルはベイルートで起きた爆発を受けてレバノンへの寄付を募る、ソーシャル・ディスタンスを取ったライヴに出演している。

ライヴの後に2人は「楽屋のまずいハンバーガーとチップス」を肴にコラボレーションについて話をしたとのことで、2020年のクリスマスには音楽的アイディアをメールでやりとりするようになったという。

「共通している音楽の趣味だったり、影響がたくさんあったの」とローズ・エリナー・ドゥーガルは語っている。「一緒にやったライヴでグレアム・コクソンはバート・ヤンシュやジョン・マーティンをカヴァーしていたんだけど、それは私の好きな音楽の基礎となっているものだった。それで、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターとか、変わった音楽について話を始めたの」

アルバムのトラックリストは以下の通り。

1. Can I Call You
2. Kill Me Again
3. Over And Over
4. Sleepwalking
5. Drowning
6. Someone Up There
7. All Along
8. Undine
9. Alone And Free
10. You’re All I Want To Know

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