GETTY

Photo: GETTY

元カサビアンのトム・ミーガンはバンド在籍時に口封じをしようとしてきたとしてバンドを批判している。

トム・ミーガンはパートナーのヴィッキ・エイジャーへの暴行を受けて200時間の無償労働を宣告されており、現在はヴィッキ・エイジャーと結婚している。

サージ・ピッツォーノは『NME』に対してトム・ミーガン脱退後の余波についてバンドにとっても彼自身の家族にとっても「恐ろしく」、「いろんな観点で胸を痛めるものだった」と語っている。「その後は少しずつ自分の生活を立て直していったんだ」

「バンド内のことだからね。深いことは分かるだろ」とサージ・ピッツォーノは続けている。「この話にはもっといろいろあるけど、俺たちの間だけで留めておきたいことのひとつなんだ。これからもそうしていくつもりだよ。あの頃は美しかったし、いつまでもそうあり続ける。でも、あの時はあの時、今は今だ」

今回、ジェイムス・ハーグリーヴスによるYouTubeのインタヴューでトム・ミーガンはバンド在籍時に口封じをしようとしていたとバンドを批判している。

彼は次のように語っている。「監視されているように感じていた。サージは長い時間をかけて少しずつフロントマンになろうとしていたんだ。自分は檻に入れられて、そこから出されて、また入れられるという感じでね。すごくエゴイスティックなリーダーだったんだよ。そういうことなんだ」

トム・ミーガンは次のように続けている。「数年前に契約書を書くことになったんだけど、バンドを追い出すための契約を数年前に彼らは結ぼうとしていた。それは誰も知らない。口封じをしようとしたから、話すことはなかった。口を封じるためにちょっとした金をくれたけど、だから、もうバンドについて話すことはできなかった。それを明らかにしたかったんだ。音楽出版権に関する話だったんだけどね」

トム・ミーガンは次のように語っている。「自分はお金が必要だったから、彼らはニンジンをぶら下げようとした。でも、サインしなかった。もしサインしたら、和解金は受け取れるけど、バンドについて二度と話せなくなるからね。それがサージの望むことだった。自分が何年もフロントマンだったから、自分のことを終わらせることにしたんだと思う。彼の頭の中ではそういうことだったと分かった。彼は『俺が、俺が』という人間で、フロントマンになりたくて、今はそうなったわけだからね」

トム・ミーガンはもう自分がバンドにはいないので「少なくともバンド名は変えるべきだ」とも語っている。

トム・ミーガンはバンドに在籍していた時は「素晴らしい思い出もある」ともしている。

「死ぬ日までそれを大切にしていくだろうね。彼らはブラザーだし、今もブラザーなんだ。でも、今はどんなことだったかを言わなきゃいけないし、あいつらはひどかった。そういうことなんだ」

カサビアン脱退後、トム・ミーガンはソロ・アーティストとして音源をリリースして、ツアーを行っている。

カサビアンは今年8月にトム・ミーガン脱退後初となる通算7作目のアルバム『ジ・アルケミスツ・ユーフォリア』をリリースしている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ