Steve Gullick

Photo: Steve Gullick

ブラーのグレアム・コクソンとローズ・エリナー・ドゥーガルによるザ・ウェイヴは新曲“Drowning”が公開されている。

ザ・ウェイヴは2023年3月にブリストル、マンチェスター、グラスゴー、リーズ、シェフィールド、ノッティンガム、ロンドン、ブライトンを回るツアーを行うことが決定している。ザ・ウェイヴのデビュー・アルバムは2月3日にリリースされる。

“Drowning”の音源はこちらから。

ザ・ウェイヴは新曲“Drowning”について次のように述べている。「“Drowning”はアルバムでもとりとめのないシネマティックな曲だね。恋愛であれ、人生全般であれ、否定できない力に自分が飲み込まれるのに任せること、いい判断だとしても完全な失敗と忘却という味わい深いリスクに委ねることというテーマに触れているんだ」

「歌詞は2つの別の視点から描かれていて、ローズ・エリナー・ドゥーガルは親密な秘密として始まり、高鳴るストリングスへと広がっていく。最後にはグレアム・コクソンのリフレインが聴こえ、激しさを増す潮流に身を任せ、運命を共有することを受け入れる。『Hold on to me as the waters rise. Drowning again』ってね」

グレアム・コクソンとローズ・エリナー・ドゥーガルは2004年にピペッツがイズリントンのバッファロー・バーでライヴを行った後に初めて出会い、そうして生まれた友情が今の形に導くことになったと説明している。

「ライヴの後に少ししか話せなかったんだけど、私は飲み物をおごってと叫んだのよね」とローズ・エリナー・ドゥーガルは振り返っている。「すごく強いお酒を頼んだの。当時はブランデーをたらふく飲んでたから。どうなったのかは覚えていないわ」

グレアム・コクソンは次のように続けている。「だから、僕は4杯のブランデーとコークを渡して、『楽しんで』と言って、逃げ出したんだ」

後にクイーンズ・オブ・ノイズのライヴで再会したものの、その後は共通の友人が2020年に開催したチャリティ・ライヴに出演するまで2人が会うことはなかったという。グレアム・コクソンとローズ・エリナー・ドゥーガルはベイルートで起きた爆発を受けてレバノンへの寄付を募る、ソーシャル・ディスタンスを取ったライヴに出演している。

ライヴの後に2人は「楽屋のまずいハンバーガーとチップス」を肴にコラボレーションについて話をしたとのことで、2020年のクリスマスには音楽的アイディアをメールでやりとりするようになったという。

「共通している音楽の趣味だったり、影響がたくさんあったの」とローズ・エリナー・ドゥーガルは語っている。「一緒にやったライヴでグレアム・コクソンはバート・ヤンシュやジョン・マーティンをカヴァーしていたんだけど、それは私の好きな音楽の基礎となっているものだった。それで、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターとか、変わった音楽について話を始めたの」

アルバムのトラックリストは以下の通り。

1. Can I Call You
2. Kill Me Again
3. Over And Over
4. Sleepwalking
5. Drowning
6. Someone Up There
7. All Along
8. Undine
9. Alone And Free
10. You’re All I Want To Know

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