コールドプレイは金銭上の問題から『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』ワールド・ツアーを中止しそうになったことを明かしている。
クリス・マーティンはこれまでのキャリアでも初めて襲われた「大きな金銭上の危機」について『コールドプレイエクストラ』で語り、いろんな人々や団体から援助を受けることになったと述べている。
「今までなかった金銭面でのストレスを抱えることになったんだ。これまで大きな金銭上の危機を抱えたことはなかった」とクリス・マーティンは語っている。「初めてお金の問題でツアーができない可能性もあったんだ」
「でも、幸いなことに援助があって、窮地を救われて、いくつか変更することで済んだんだ。このツアーは新しいことに挑戦していて、うまくいったこともあれば、そうじゃないこともあった。生き残っているのはラッキーだと思うし、損害も被ったけど、問題ないよ」
コールドプレイは最新ツアーを環境に優しい形で行っており、2016年から2017年に行ったツアーに較べて二酸化炭素排出量を50%カットしている。
コールドプレイは100%再生エネルギーを使用しており、すべての会場で太陽光発電を採用している。このためツアーの費用はより大きなものとなっている。
クリス・マーティンはこれまでのものからライヴを変える最終的な決定権はドラマーのウィル・チャンピオンにあるとも語っている。
「バンドにはアイディアを思いつく人もいれば、フィルターとなる人もいる。両方がいないと機能しないんだ。ステージで見られるアイディアについても、ウィル・チャンピオンが『あり得ない』と言ったものが半分以上あるんだ。でも、そういうものなんだよ。彼が納得しないとね。彼が納得したら、やることにするんだ」
「だから、ウィル・チャンピオンはバンドの心臓にしてアンカーなんだ。彼に響かなかったら、僕たちはやらない。もし響きそうだったら、続けてみるんだ」
最新作『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』ではミュージック・ビデオでエイリアンの存在が取り入れられ、パペットによるバンドのザ・ウィアードズも登場しており、クリス・マーティンはそのことにも言及している。
「エイリアンとかああいったものは寓話なんだ。地球での生活について語りたかったんだけど、特定の名前にしたくなかったんだよ。批判なんかは受けたくないからね」
「でも、エイリアンの頭を使うことで人間誰しもの平等を信じていることを伝えられると思ったんだ。そんなこと、みんなは理解できないと言われてもいいんだ。全員がそうではないからね」
「6分間ぐらいのことだからね。より自由になれるし、それこそが最近の自分たちの存在意義なんだ。自由であり続け、他の人たちにもそうなってほしいんだよ」
先日、コールドプレイは名曲“The Scientist”を初めて聴いた時に「ずっと演奏する」曲になると分かったと語っている。
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