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R.E.M.のマイケル・スタイプは気候変動のチャリティ「アースパーセント」のためにビーティー・ウルフとのスプリット・シングルをリリースすることを発表している。

2021年にブライアン・イーノによって立ち上げられた「アースパーセント」は「気候変動に対処する上で最も影響力のある団体に寄付する革新的な方法を企業やアーティストに提供する」ことを目的としている。

「アースパーセント」からは今年4月のアース・デイに際してコールドプレイやマイケル・スタイプ、アンナ・カルヴィ、ジャーヴィス・コッカーといったアーティストのライヴ音源や未発表音源をリリースしている。

これらの楽曲の収益は「音楽の緑化、エネルギー移行、気候の公平性、法律ならび政策の変更、自然保護」という「アースパーセント」の五大中核事業に使われている。

今回、マイケル・スタイプは2018年に公開されたソロ・デビュー曲“Future, If Future”を商業的には世界初となるバイオプラスチック製12インチでリリースすることを発表している。

この12インチにはビーティー・ウルフの“Oh My Heart”も収録され、9月2日より予約が受け付けられる。これは限定500枚となっている。

アースパーセントは今回のリリースで「音楽業界とレコードコレクターの両方にとって、化石燃料を使わないレコード盤の未来を提供する、純粋に革命的な瞬間」を記念してエヴォリューション・ミュージックと協力している。

声明でマイケル・スタイプは次のように語っている。「今回のリリースでアースパーセントとエヴォリューション・ミュージックと協力して、行動による前向きな革新を想像できることを喜んでいます。こうした解決へと導くプロジェクトを提示できることで、より明るい未来への道が拓けるのです」

ビーティー・ウルフは次のように続けている。「古きものと新しいものの最高の部分を取り入れて、デジタルと有形、革新と再生の橋渡しをすることを常に考えていました。今回の地球に優しいアナログ盤はそれを完璧に体現していると思います」

「“Oh My Heart”は地球と人類の叫び声として書いた曲で、ガラスに刻まれて、1万年保存するためにスヴァールバル諸島の世界音楽貯蔵庫にも保管されています。世界で目に見える形で発表するのにこれ以上の方法はありません」

マイケル・スタイプは“Future, If Future”でブライアン・イーノとコラボレーションしており、ブライアン・イーノは次のように説明している。「この曲の出来栄えにはとても満足しているんだ。本当に素晴らしい曲だし、マイケル・スタイプらしい曲になっている。美しい詞があって、桁外れのものになっているんだよ」

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