クイーン+アダム・ランバートは週末にイタリアのボローニャで行われた公演で即興でオペラ曲“Nessun dorma”を披露している。
“Nessun dorma”はジャコモ・プッチーニのオペラ『トゥーランドット』の第3幕で主人公の王子カラフによって歌われるアリアで、1990年にイタリアで開催されたワールド・カップでルチアーノ・パヴァロッティに歌われたことで新たな観客を獲得している。
クイーン+アダム・ランバートはボローニャ公演で“Don’t Stop Me Now”を披露した後に即興の“Nessun dorma”を演奏している。
公演の後にブライアン・メイはインスタグラムで述べている。「昨日の晩、ボローニャでは自然発生的な贈り物があったんだ。アダム・ランバートを誇りに思うよ。亡くなった友人のルチアーノが笑っているのが見るようだった。今夜もロックしよう」
クイーン+アダム・ランバートはボローニャの2公演目でも“Nessun dorma”を披露している。
ブライアン・メイはパンデミック後にツアーすることについてインスタグラムで自身の見解を述べている。
「僕が感じている感情は混乱している。新型コロナウイルスの規制のせいで切望している人との接触から隔離されてきた。でも、それはコンサートが音楽を通して起きる強烈な接触な瞬間であることを意味している」
「心を込めて演奏している時にみんなの顔を見るのが好きなんだ。顔を見て、目でコンタクトをして、手を振り、歓喜の叫びを聴く。それは地球上に他にないものだ。携帯電話のカメラを見ると、少し感動は薄れるけれど、理解しているよ。僕らにとって最高の喜びはみんなの参加と情熱を感じることなんだ」
先月、クイーンのロジャー・テイラーとブライアン・メイはフロントマンのフレディ・マーキュリーが参加している未発表曲を見つけたことを明らかにしている。
また、クイーン+アダム・ランバートはライヴ映像作品『ラプソディ・オーヴァー・ロンドン』を配信することを発表している。本作は先月「ラプソディ」ツアーの一環で行われたロンドンのO2アリーナでの10公演を収録したものとなっている。
28曲2時間半に及ぶ公演は日本時間7月25日午前0時と7月25日20時にキズウィーで配信される。7月31日までオンデマンドでの再生が可能となっている。
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