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音楽界の人物がデーモン・アルバーンがテイラー・スウィフトは「曲を書いていない」と語ったことについて反応を示している。

デーモン・アルバーンは『ロサンゼルス・タイムズ』紙のインタヴューでテイラー・スウィフトの共作というアプローチについてソングライティングにおける「伝統主義者」である自分とは相容れないと語っていた。

テイラー・スウィフトが「優れたソングライター」であることをインタヴュアーから示唆されると、デーモン・アルバーンは彼女は自分で曲を書いていないと述べている。

テイラー・スウィフトはデーモン・アルバーンの発言についてツイッターで言及して、次のように述べている。「デーモン・アルバーン、この記事を見るまではあなたの大ファンだった」

「私は自分の曲をすべて書いている。あなたの釣り発言は完全に嘘だし、本当に迷惑ね。私の曲を好きじゃなくてもいいけど、私のソングライティングを貶めようとするのはひどい話だと思う」

デーモン・アルバーンはテイラー・スウィフトのツイートに対して反応を示し、自分の発言が「クリックベイト」にされてしまったと述べている。「素直に無条件に謝罪するよ。私が最もしたくないのは君のソングライティングを貶めることだ。理解してくれることを願うよ」

ジ・アンコレス、メイジー・ピーターズ、ザ・サブウェイズはソーシャル・メディアでテイラー・スウィフトを擁護している。

ジ・アンコレスは次のように述べている。「音楽業界にいる女性は誰もがこうした陰の部分に遭遇していると思う」

「私のプロダクションを男性のものにしてお金をもらったり、敢えてコラボレーションをやってみると、そういうことになるから共作を避けたり、本当にくだらない。あと、男性はちゃんと調べてほしい」

彼女は次のように続けている。「コラボレーションを通してクリエイティヴィティを探求できて、才能やスキルの欠如のためにそういう判断をしたと思われないというのは間違いなく男性の特権だと思う。同じような判断をデヴィッド・ボウイにもするか、想像してみてほしい。コラボレーションの達人というのはあらゆる場面で仲間を選ぶのがうまい人よね」

「正直、もう1枚アルバムを作れるかどうか分からない日もある。全部1人でやらないといけない孤独な仕事なのよ。そうしないと、他の誰かがクレジットされてしまう。多くの女性クリエイターが同じことを感じていると思う」

ジ・アンコレスは次のように続けている。「女性の作家性に対するデーモン・アルバーンの姿勢というのはプロデューサーの2%しか女性がいないことや多くの女性がこの業界を辞めてしまうことと同じ理由よね」

セルフ・エスティームは次のようにツイートしている。「なんで男性ミュージシャンの女性ミュージシャンについての考えが話題になるのか? ミュージシャンは年に5回しか言いたいことを言えなくさせればいいのに。毎回、同じことを言っているわ」

メイジー・ピーターズは「テイラー・スウィフトは“Song 2”を書けるけど、デーモン・アルバーンには“All Too Well”の10分バージョンは書けない」とコメントしている。

ザ・サブウェイズは次のように述べている。「正直、この業界には男性でも曲を書いてもらっている人がいるけど、それは騒がれない。でも、女性の場合は? ステージでもスタジオでもそれ以外でも常に過小評価されている。なぜか? 家父長制よね」

かつて“Shake It Off”を「すげえ曲」だと述べていたリアム・ギャラガーはデーモン・アルバーンとテイラー・スウィフトのやり取りについて感想を訊かれて、「いいよね」と応じている。続けてリアム・ギャラガーはデーモン・アルバーン、テイラー・スウィフトを共に「素晴らしいソングライター」だと述べている。

同じインタヴューでデーモン・アルバーンは次のようにも語っている。「興味深いソングライターはビリー・アイリッシュと彼女の兄だよね。テイラー・スウィフトよりもそういう人に惹かれるよ。常にアップビートというわけではなく、ダークな部分がある。もっとマイナーで、風変わりな感じなんだよね。彼女は別格だと思うよ」

デーモン・アルバーンは自身のソロ・アルバム『ザ・ニアラー・ザ・ファウンテン、モア・ピュア・ザ・ストリーム・フロウズ』を引っ提げて、1月24日にロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサート・ホールでライヴを行っている。

デーモン・アルバーンはブリット・アウォーズの週となる2月20日にロンドンのトロキシーで公演を行うことも決定している。

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