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テイラー・スウィフトはデーモン・アルバーンによるソングライティングに疑問を投げかける発言に言及している。

デーモン・アルバーンは新たなインタヴューでテイラー・スウィフトの共作というアプローチについてソングライティングにおける「伝統主義者」である自分とは相容れないと語っている。

デーモン・アルバーンは自分で曲を書いているビリー・アイリッシュのようなアーティストと他の人物からのインプットがあるアーティストでは「大きな」違いがあると語っている。

デーモン・アルバーンはソロ・アルバム『ザ・ニアラー・ザ・ファウンテン、モア・ピュア・ザ・ストリーム・フロウズ』のプロモーションで削ぎ落とされた編成で楽曲を演奏することで、フル・バンドと演奏するよりもより自分をさらけ出せると語っている。「その曲が本当にいいかどうか、それともサウンドやアティテュードのおかげで当時は人気だったのかどうかが分かるんだよ」

インタヴュアーはこのコメントを取り上げ、最近の多くのアーティストが時代を超えた音楽の質よりも「サウンドやアティテュード」に頼っているのではないかと尋ね、デーモン・アルバーンは次のように答えている。「そうじゃない人を挙げてみてくれよ」

テイラー・スウィフトが「優れたソングライター」であることを示唆されると、デーモン・アルバーンは彼女は自分で曲を書いていないと語っている。

「あれはカウントされないんだ。共作がどんなものかを知っているけど、共作というのは作曲とはまったく違うんだ」とデーモン・アルバーンは語っている。「誰かを嫌いとかじゃなくて、ソングライターと共作のソングライターには大きな違いがあると言っているんだ。その結果が素晴らしいものにならないと言っているわけでもないんだけどね」

彼は次のように続けている。「最高のシンガーだっているわけだからね。エラ・フィッツジェラルドはその人生で曲を書いたことはなかった。歌う時は目を閉じて、そこにいるしかないんだ。その意味では自分は伝統主義者だと思う。興味深いソングライターはビリー・アイリッシュと彼女の兄だよね。テイラー・スウィフトよりもそういう人に惹かれるよ。常にアップビートというわけではなく、ダークな部分がある。もっとマイナーで、風変わりな感じなんだよね。彼女は別格だと思うよ」

テイラー・スウィフトはデーモン・アルバーンの発言についてツイッターで言及しており、失望したことを明らかにしている。

「デーモン・アルバーン、この記事を見るまではあなたの大ファンだった」とテイラー・スウィフトは『ロサンゼルス・タイムズ』紙のインタヴューについて述べている。

「私は自分の曲をすべて書いている。あなたの釣り発言は完全に嘘だし、本当に迷惑ね。私の曲を好きじゃなくてもいいけど、私のソングライティングを貶めようとするのはメチャクチャな話だと思う」

テイラー・スウィフトのコラボレーターであるジャック・アントノフもコメントして、テイラー・スウィフトを支持している。

「デーモン・アルバーンに会ったことはないし、彼が僕のスタジオに来たこともないけど、テイラー・スウィフトが書いた曲について僕らよりもよく知っているようだ」

彼は次のように続けている。「その場にいたのなら、まあ、どうでもいいけど、そうじゃないのなら黙っておけばってことじゃないかな?」

デーモン・アルバーンはテイラー・スウィフトのツイートに対して反応を示し、自分の発言が「クリックベイト」にされてしまったと述べている。

デーモン・アルバーンは次のように述べている。「君に完全に同意するよ。ソングライティングについて話していたのにクリックベイトにされてしまったんだ」

「素直に無条件に謝罪するよ。私が最もしたくないのは君のソングライティングを貶めることだ。理解してくれることを願うよ」

デーモン・アルバーンはブリット・アウォーズの週となる2月20日にロンドンのトロキシーで『ザ・ニアラー・ザ・ファウンテン、モア・ピュア・ザ・ストリーム・フロウズ』を演奏することが決定している。

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