ブラック・サバスのギタリストであるトニー・アイオミは8年ぶりとなる新曲“Scent Of Dark”が公開されている。
トニー・アイオミは香水製造者のセルジオ・モモとのコラボレーションによって曲と同名の香水も発売している。セルジオ・モモは“Scent Of Dark”にも参加している。
2017年にバーミンガム大聖堂に提供したクラシックの作品を除けば、トニー・アイオミにとって“Scent Of Dark”はブラック・サバスの2013年発表のアルバム『13』以来の新曲となっている。
また、グロスタシャー州チェルトナム近郊のウィンチコムにあるサドリー城の中でトニー・アイオミが新しい香水を試すミュージックビデオも公開されている。
トニー・アイオミは米『ローリング・ストーン』誌の新たなインタヴューでオジー・オズボーンの次のアルバムでコラボレーションを行っていることについて語っている。
「曲全体を書いて、演奏もして、ソロも弾いているんだ」とトニー・アイオミは語っている。「ひどいものなんだけどさ。いや冗談だよ。素晴らしいんだ。本当に素晴らしいよ。オジーが歌っている内容も好きだしね。彼はいい仕事をしていたと思う。(レッド・ホット・チリ・ペッパーズの)チャド・スミスがドラムを叩いているんだ。もう彼らの手に委ねてしまったけどね」
トニー・アイオミはオジー・オズボーンとどれくらいの頻度で連絡を取っているかと訊かれて、次のように答えている。「すごく頻繁にとっているんだ。電話で話すことはないんだ。僕らは2人とも電話が苦手だからね。彼が午前2時に電話をかけてくるから止めたんだ。『今、こっちは午前2時なんだ』と言ったら『ゴメン。分かった。切るよ』と言っていたね」
「彼はイギリス時間を忘れているんだよ。だって、そんな時間に電話がかかってくると『誰か亡くなったのか? 何か起こったのか?』となるからね。そうすると彼は『ゴメン。そっちの時間を知らなかったんだ』と言っててね。だから、メールのやりとりにしたんだ」
オジー・オズボーンは2020年発表の『オーディナリー・マン』に続く新作について15曲をレコーディングしたと語っている。
先月、『メタル・ハマー』誌にオジー・オズボーンは通算13作目となる新作について『オーディナリー・マン』と「同じトーン」だとしながらも「完全にはそれで表現できない」と述べている。「しばらく聴いていないんだ。パートを付け加えてもらうために別の人のところに引き継がれているんだよね。ずっとやっているんだよ」
昨年12月の時点でプロデューサーでギタリストのアンドリュー・ワットはアルバムのレコーディングが「半分まで終わった」と語っていた。アンドリュー・ワットは新バンドについてベースがメタリカのロバート・トゥルヒーヨで、ドラムはフー・ファイターズのテイラー・ホーキンスとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスが担当していると語っている。
オジー・オズボーンはソニーが発表した2021年度第2四半期連結業績によればニュー・アルバムがまもなくリリースされるという。
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