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行方不明のDJデレクの家族によると、DJデレクが酒を飲んで口論したのちにパブから追い出されるところを目撃者したという証言が寄せられており、このことが「今までで一番有力な手がかり」になっているという。

「イギリスの最年長DJ」として知られる73歳のDJデレクは7月に姿を消して以来、ソーンベリー、イェイト、そしてブリストルのクリブス・コーズウェイでの目撃情報が寄せられている。

DJデレクことデレク・サーペル-モリスの姪であるジェニファー・グリフィスが地元ニュースサイト「ブリストル 24/7」に語ったところによると、7月11日にソーンベリーのパブからDJデレクが追い出される様子が目撃されたという。

ジェニファー・グリフィスは次のように述べている。「目撃者とは直接話をしたの。あれは間違いなくデレクだったと確信してたわ。今までで一番有力な手がかりよ」

アヴォン警察とサマセット警察の広報担当者によると、捜索は今も続いているという。

広報担当者は次のように語っている。「彼の捜索は継続中ですので、デレクの居場所について、何かご存知のことがあれば、警察に情報提供をお願いします」「あなたにとって取るに足らないことだと思えても、捜査の大事な手がかりになることもあり得ます」

DJデレクは昨年の大みそかに行われた1度きりのライヴを除き、2013年にDJを引退している。彼はロックステディ、レゲエ、スカ、ダンスホール、ソウルなどの分野で知られ、グラストンベリーやビッグ・チルといった大型フェスでもパフォーマンスを披露してきた。

DJデレクは、製菓会社「キャドバリー」の経理部に勤務したのち、30代半ばにDJとしてのキャリアをスタートさせている。2006年のBBCのインタヴューで、彼は何年も続いた「地獄のような家庭生活」の後、キャドバリーを退職し、ブリストルのパブでDJを始めたと語っている。

以来40年以上にわたり、彼はブリストルのクラブシーンの常連としての地位を築いていき、2012年にはブリストルの音楽シーンに「多大な」貢献を果たしたとして市長に表彰されている。

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