レッド・ホット・チリ・ペッパーズはドラマーのチャド・スミスによれば次のアルバムは「ほぼ完成」しているという。新作はギタリストのジョン・フルシアンテが参加した作品としては2006年発表の『ステイディアム・アーケイディアム』以来となる。
米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでチャド・スミスはバンドが「仲良くやっている」として「新しいやり方でお互いの意見に耳を傾けているんだ」と語っている。
10年の不在を経て、2019年にジョン・フルシアンテはジョシュ・クリングホッファーに代わって復帰している。「ジョンが戻って、だいぶ経つけどさ」とチャド・スミスは語っている。「完全に自然な感じなんだ。彼はすごくやる気で、懸命に取り組んでいるんだ。全員で懸命に取り組んだけど、ジョンはオーバーダビングをやっていてね。魔法を起こしているんだ」
ジョン・フルシアンテは『母乳』、『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』、『カリフォルニケイション』、『バイ・ザ・ウェイ』、『ステイディアム・アーケイディアム』という5枚のアルバムに参加している。
チャド・スミスはバンドがこうしたアルバムと同等の成功を収めようとは考えていないと語っている。「僕らのアルバムはその当時、自分たちがどこにいたかの素晴らしいスナップショットになっているんだ」と彼は語っている。「『どれどれのアルバムと同じくらいいいものにしたい』なんて言えないんだよ。自分たちの書きたかったものに対して先入観を持ち始めてしまうからね」
「そうだな、ジョンは10年間いなかった。長い期間だよ。だから、もちろんサウンドは違ったものになるんだけど、俺たち4人のサウンドにもなるんだ。特別なケミストリーがあるからね。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのサウンドだよ。でも、これまでとは変わっていて新しいんだけどね。自分としては素晴らしいと思っているんだ……気に入っているし、誇りに思っているし、そこから始めなきゃいけないんだよね」
通算12作目となる新作の発売日については明らかにされていないものの、チャド・スミスは2022年のスタジアム・ツアーが始まる前にリリースされると語っている。
先日、レッド・ホット・チリ・ペッパーズはザ・ストロークス、ハイム、セイント・ヴィンセントらをサポート・アクトに迎えた大規模なワールド・ツアーの日程を発表している。
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