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テイラー・スウィフトは自身がナレーションを務めた東京オリンピックのNBCによる映像に反応を示したアメリカ代表の女子体操選手のシモーン・バイルスに賛辞を寄せている。

「世界の注目を集める時、自分のするすべてがより大きな意味を持ちます。それは重荷にもなり得ます。すべてを変える機会にもなり得ます」とテイラー・スウィフトはシモーン・バイルスの競技に『フォークロア』に収録の“This Is Me Trying”を合わせた映像で語っている。

「先週、彼女の声はその才能と同じくらい重要なものとなり、その正直さは長年、専売特許となっていた完璧さと同じくらい美しいものとなりました。でも、分かりますか? 変わっていないのです。彼女は完璧な人です。そして、それこそがヒーローと言われる所以です」

メンタル・ヘルスの問題を理由に競技を棄権したシモーン・バイルスはその正直さと傷つきやすさに賛辞が寄せられている。シモーン・バイルスは今週種目別の平均台の決勝に出場して、銅メダルを獲得している。

シモーン・バイルスは体操選手が特定の体操の動きをする時に思っているように体を動かせなくなる精神的状態である「ツイスティ」という症状になったために競技を棄権したと説明している。シモーン・バイルスは平均台の決勝の2日前に叔母が予期せず亡くなったことを明かしている。

「泣いているわ」とシモーン・バイルスはテイラー・スウィフトの映像についてツイートしている。「どれだけ特別なことか。愛しているわ、テイラー・スウィフト」

これに対してテイラー・スウィフトは「私もあなたを観て泣いたわ」と応じている。「数年にわたってあなたのことを観てこられたことは本当に幸運だと思うけど、今週は知性と回復力において感動的な教訓となったわ。私たちはみんなあなたから学んだの。ありがとう」

先日、テイラー・スウィフトは東京オリンピックのプロモーション動画にいくつかナレーションを手掛けており、“Evermore”が使われた動画でシモーン・バイルスのチームメイトである体操女子個人総合に出場したスニーサ・リーとジェイド・キャリーも讃えていた。

一方、ジャック・アントノフは『NME』のインタヴューでテイラー・スウィフトが「音楽業界を自分の力で変える」のを目撃することができたと語っている。「彼女は素晴らしいことに庇護者となって、来たる世代のために物事をよくしていってくれたんだ」

「彼女は長きにわたって音楽業界の暗部をふさわしい形でさらしてきた経緯があって、個人的にも感謝しているんだ。友人関係や仕事の関係を除いたとしても1人のアーティストとしてね。多くの人が問いかけるのを恐れていた疑問を彼女は問いかけてくれたんだ」

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