ブリトニー・スピアーズは「虐待とも言える」父親による後見人制度を終わらせようとしている公判の証言後、初となる正式な見解をインスタグラムで公開している。
ブリトニー・スピアーズは現地時間6月23日にロサンゼルス最高裁で判事のブレンダ・ペニーに対して後見人制度について24分間の証言を行っている。彼女は後見人制度について「虐待とも言える」と述べ、結婚することや子どもを作ること、避妊リングを外すことを禁じられていたと述べている。
証言の中でブリトニー・スピアーズは後見人制度中に「全世界に向けて私は問題なく幸せだと嘘をついていた」と語っている。「でも、今は真実を伝えるわ。いい? 私は幸せではなかった。眠ることもできなかった。ひどい状況に怒っていた。気が滅入って、毎日泣いていたわ」
今回、ブリトニー・スピアーズは「過去2年間にわたって大丈夫なふりをしていた」ことを謝罪する見解を発表している。理由として彼女は「プライドもあったし、自分に起こっていることを公開するのが恥ずかしかった」と述べている。
見解は彼女が主にファンとコミュニケーションをとってきたプラットフォームであるインスタグラムで発表されている。インスタグラムでブリトニー・スピアーズは後見人制度が物議を醸す中でこれまで幸せだとファンに伝えていた。
投稿はテディベアを抱える少女の写真と共に公開されており、アルベルト・アインシュタインのおとぎ話に関する格言が添えられている。
「ちょっとした秘密を伝えたいと思う。私はみんながおとぎ話的な生活を求めていると思っていた。これまで投稿していたようなね。私の人生は素晴らしそうに見えたと思うけど、それこそみんなが努力して求めているものだと思っている。それは母の素晴らしい人柄の一つでもあった。子どもの頃、どんなにひどいことがあってもお構いなしで、私や兄妹のために母はいつも何も問題ないというふりをしていた」
「私はそれを人々の注目に対しても持ち込んだ。私の人生が完璧なものではないと思ってもらいたくはなかったの。だって、実際にはまったく完璧ではなかったから。今週のニュースを読んだ人はそうじゃないことが分かったと思う。過去2年間にわたって大丈夫なふりをしていたことを謝罪するわ。そうしていたのは、プライドもあったし、自分に起こっていることを公開するのが恥ずかしかったからなの。正直、楽しくて明るいインスタグラムではそうしたことを取り上げたくなかった」
「信じるにせよ信じないにせよ、大丈夫なふりをするのは手助けになった」と彼女は続けている。「だから、今日はこの格言を投稿することにした。本当に大変な目に遭っている時もインスタグラムは私の存在をクールに見せる媒体として力になってくれたところがある。自分が経験していることはともかく、自分は大切だと思えたの。それは力になったわ。だから、もっとおとぎ話を読むのを始めようと決めたのよ」
ブリトニー・スピアーズは証言の中で保佐人だった父親のジェイミー・スピアーズについて「無知」で、「後見人制度に関わった人は刑務所に入るべきだ」と述べている。ジェイミー・スピアーズの弁護士は「彼女が苦しんでいることを聞いて残念に思っている」と述べ、「彼は娘のことをものすごく恋しく思っています」と語っている。
ジャスティン・ティンバーレイクやマライア・キャリーらは公判で語られたブリトニー・スピアーズの証言を支持することを表明している。
1999年から2002年までブリトニー・スピアーズと交際していたジャスティン・ティンバーレイクはソーシャル・メディアで次のように述べている。「今日観たことを踏まえると、今はブリトニーを応援するべきだね」
「過去だとか、いいことも悪いことも、どれだけ前かとかも関係ない。彼女に起きていることは正しいことじゃないよ。女性が自身の身体について判断を下すことを制限すべきではないよ」
彼は次のように続けている。「不本意なままであるべきではないからね。自分が懸命に働いてきたすべてにアクセスするのに許可が必要なんてね」
「ジェシカと僕は今はブリトニーに愛と絶対の応援を送るよ。裁判と家族が今の状況を正して、彼女の生きたいように生きさせてあげることを願うよ」
他にもブランディ、ローズ・マッゴーワン、ジャミーラ・ジャミルらもソーシャル・メディアでブリトニー・スピアーズへの支持を表明している。
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