マイケル・ジャクソンの甥であるタジ・ジャクソンはマーティン・バシールによる悪名高いインタヴューについてマイケル・ジャクソンは裏切られたとして再調査を求めている。
先週、ロード・ダイソンはマーティン・バシールにについての独自の調査結果を発表して、1995年の有名なダイアナ妃のインタヴューを行うのに「騙すような行為」を行ったと述べている。
『ダイソン・レポート』はマーティン・バシールがBBCの編集方針を「深刻に違反する」方法でインタヴューを行っており、それをBBCは隠蔽していたと結論付けている。
2003年、マーティン・バシールはイギリスのITVで放送された『マイケル・ジャクソンの真実 〜緊急独占放送 密着240日〜』で世界的な注目を集め、8ヶ月にわたって密着取材を行っていた。
この番組でマイケル・ジャクソンは少年たちとベッドを共にすることを認めているが、そこに性的な要素はないことを譲らなかった。
その数カ月後にマイケル・ジャクソンは7件の児童性的虐待で起訴されるが、2005年にいずれも無罪となっている。
甥のタジ・ジャクソンは現地時間5月24日に『グッド・モーニング・ブリテン』でマイケル・ジャクソンはマーティン・バシールの番組に「裏切られた」と語っている。
「裏切りと言えるところがあるよ。信頼して、自分の生活を見せたのにね」
「叔父は彼といても大丈夫だと思っていたんだ。ちゃんとした形で自分のことを描いてくれると安心していたんだ。友人として見ていたんだよ。なのに、ナレーションや編集によって裏切られたんだ」
タジ・ジャクソンは次のように続けている。「ジャーナリズムには意味があると信じていたけれど、あの日、その信頼は死んでしまったんだ」
調査を求めてタジ・ジャクソンは次のように語っている。「信頼されて生活を見せてもらった人物に叔父のペルソナは破壊されてしまったんだ。社会復帰しようとしていた時にね」
マーティン・バシール陣営は『インディペンデント』紙に次のような声明を発表している。「ITVのドキュメンタリー・チームはマイケル・ジャクソンを撮影するのに8ヶ月以上を費やしました。マイケル・ジャクソンは撮影と放送を許可する2種類の契約書にサインしました。マーティン・バシールは常に制作チームやクルーと一緒に行動していました」
「ドキュメンタリーを受けてマイケル・ジャクソンはティーンエイジャーの少年たちの申し立てでアメリカの関係当局から起訴されることになりました。マイケル・ジャクソンが生涯において近い申し立てを受けるのは二度目のことでした。彼は裁判を受けて最終的に無実となっています」
「マーティン・バシールは彼についての証拠を呈示していません。子どもたちとベッドを共にすることについてカメラに喜んで語る数分間の映像を除けば、番組には過ちを示唆する内容を含まれていません。番組が彼を死に導いたとすることについては、専属医のコンラッド・マーレーが過失致死罪の判決が下されており、事実ではありません」
2009年に亡くなったマイケル・ジャクソンは生前、番組について「これまでで最も裏切られたかもしれない」と語っていた。
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