GETTY

Photo: GETTY

ブラーのグレアム・コクソンは過去のアルコール依存症との闘いについて語り、アルコール依存症になるのは「当然のことだった」と認めている。

グレアム・コクソンは2003年発表の『シンク・タンク』をレコーディングしていた2001年にリハビリ施設に入っている。

ポッドキャスト『ブランク』に出演したグレアム・コクソンは人生を通して不安に悩まされていたことで依存症になるのはあらかじめ決められた運命だったと語っている。

「5歳か6歳の頃にはアルコール依存症だったと思っているんだ。既に準備されていたんだよ。もう居座っていたんだよ。僕という人間のせいで、精神のせいでね。それがどんなことになるかを知るのに10年も待たなければならなかったんだ。『おお、なんて素晴らしいんだ。2杯のワインを飲んだだけで、不安が全部消えた。落ち着くし、パーティーにいる成功者みたいだ』ってね。そういう人間なんだと思う」

「僕が飲む第一の理由は不安のせいだったんだと思う。ずっと不安に悩まされてきたからね。暮らしていると恥ずかしさとイライラの波をいつも少し感じているんだ。生きていて感じるのはそういうものだった。でも、ティーンエイジャーのどこかで1本のワインがそうした後ろ向きな気持ちを止めてくれる、一切なくしてくれることに気づいたんだ」

彼はアルコール依存症を脱却する12のステップを行ってリハビリ施設を出た後は一切アルコールを口にしていないという。

グレアム・コクソンは次のように続けている。「かなりの間、飲んでいないんだ。毎日飲んでいた時のことを考えるよ。素敵な感じで友人たちとパブに行って、夕方6時から飲んでるっていうね。ビリヤードをやり始めて、パブが閉まったら、家に帰って、それで満足なんだ」

「数年後には『パブが閉まっている。他のところを探さないと』とか『二日酔いがひどいな。痛みを和らげるために6時より早く飲むか』ってなるんだ。僕の場合は2001年がそうだったんだけど、止められなくなるまで忍び寄ってくるんだ。シンプルなことだよ」

「深酒以上だった。酒がなくても長時間過ごせるんだけど、一度飲み始めたら止まらないんだ。何日も続けられたよ。2001年にはそれが数ヶ月になっていた。『なんてことだ。何かしたほうがいい。ちょっと怖くなってきた』と考え始めたんだ」

「自分にとってはそれが12ステップだった。12ステップの後はまったく強迫観念はなくなったよ」

先日、グレアム・コクソンはデュラン・デュランの新作『フューチャー・パスト』に参加していることが明らかになっている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ