イーグルス・オブ・デス・メタルは、12月7日にパリで行われたU2のライヴに出演した後、ライヴ活動を再開すると声明を発表している。
報道されているように、同バンドはU2がアコーホテルズ・アリーナで行ったライヴに参加し、アイルランド出身のバンドと共にパティ・スミスの“People Have The Power”をカバーし、そして自身の曲 “I Love You All The Time”を演奏している。
U2のライヴは当初、先月行われる予定であったが、テロリストによるパリ襲撃を受けて延期された。この襲撃では130名が犠牲となり、その内89名がバタクラン劇場で行われたイーグルス・オブ・デス・メタルのライヴで殺害されている。
12月7日のライヴが終了し、イーグルス・オブ・デス・メタルのフロントマンであるジェス・ヒューズは、ボノやU2のメンバーに対し、ここ数週間のサポートに感謝の意を述べた。
「11月13日の襲撃事件の後、U2のメンバーが僕たちにしてくれたすべてのことにとても感謝していて、心からありがとうと言いたい」と声明は始まっている。「悪い奴らに休む暇はないってことをU2が思い出させてくれた。だから、ロックン・ロールも休んでなんかいられない。俺たちはもう休んだりなんかしない。俺たちにこんなにも早くパリに戻ってくる機会を与えてくれて、U2のメンバーには感謝してもしきれないくらいだ。そしてロックン・ロールの治癒力をこの素晴らしい都市の多くのnos amis(フランス語で「私たちの友人」)と分かち合うことができたんだ」
「ありがとう、ボノ、エッジ、 ラリー、アダム。ありがとう、素晴らしいマネージメント。ありがとう、フランス。ありがとう、世界中のみんな、君たちは愛や喜びや音楽がどんなときも恐怖や悪に打ち勝てることを証明してくれている。僕たちは懸命に戦っているみんなのために第一線で戦えることを楽しみにしている、2016年からまたツアーを再開するんだ。パリのみんな、2月に会おう」
イーグルス・オブ・デス・メタルが参加した2曲の模様はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=Wzi_A2cyWu8″
今回の振替公演のいずれのステージでも、U2はテロリストによる襲撃で亡くなった人々に向け、哀悼の意を表し、ライヴ中にはバンドの背後にある大型スクリーンに、犠牲者の名前を青、白、赤で表示している。
ボノは12月6日、観客に向かってこう述べている。「愛する人をパリで失った皆さんと心をひとつにしよう」さらに彼はこう続けている。「サンバーナディーノの皆さん、ベイルート、そしてイスタンブールの皆さんとも心をひとつにしよう。自分たちが信じている神に対して誤った思想を持つ人たちの前に、心をひとつにしよう」
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