先月『ザ・シンプソンズ』でオンエアされたモリッシー風の楽曲がストリーミング・サービスで正式公開されている。
曲名は“Everyone Is Horrid Except Me (And Possibly You)”となっていて、声優をベネディクト・カンバーバッチが務めたクィロビーが歌うものとなっている。物語はリサがザ・スナッフスのフロントマンを務めるクィロビーの魅力を発見し、「その文学的で冷笑的な音楽のブランド」と「好戦的なヴェジタリアン主義」に夢中になっていくものとなっている。
“Everyone Is Horrid Except Me (And Possibly You)”はフライト・オブ・ザ・コンコルズのブレット・マッケンジーが作曲を手掛けていて、ベネディクト・カンバーバッチとリサの声優であるイヤードリー・スミスがシンガーを務めている。
音源はこちらから。
“Everyone Is Horrid Except Me (And Possibly You)”はザ・スミスが1986年に発表した“Panic”にちなんだ「パニック・オン・ザ・ストリーツ・オブ・スプリングフィールド」という回で使われている。
先日、モリッシーはザ・スミスをからかった『ザ・シンプソンズ』の最新話について言及して、「『ザ・シンプソンズ』を書くのに必要なのは完全な無知だけだ」と述べている。
「『ザ・シンプソンズ』のクリエイターから私に向けられた憎しみは明らかに罵り合いの訴訟ものですが、挑戦するためには私が集められる以上の資金が必要となってしまうでしょう」
「戦う準備のできる断固とした法律実務家のビジネス集団など私は持ち合わせていません。そのことは広く理解されているでしょうし、無碍にやかましく私が攻撃されてしまう理由ともなっています」
彼は次のように続けている。「もう音楽が必要とされていないから、自分の音楽が強く美しい形で人々に影響を与えると、とりわけ軽蔑されてしまうのでしょう。事実、2021年においてできる最悪のこととは他人の人生に力を貸してしまうことなのです」
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