11月13日、ロンドンのラウンドハウスにて、スウェードがニュー・アルバム『ナイト・ソーツ』の全曲を披露するライヴを行った。NMEのカメラマン兼フィルムメーカーであるロジャー・サージェントが手掛けた50分間の映像がスクリーンに映し出される後ろでパフォーマンスを行っている。
映像の様々なポイントでバンド・メンバーが照らし出され、スクリーンの向こう側に見える演出がとられていた。それはまるで幽霊のように。
この映像と休憩を終えて、スウェードは再びステージに戻り、1993年のデビュー・アルバムからの熱狂的な楽曲である“Moving”と、A面に収録されるべきだったとまで言われるBサイド曲“Killing Of A Flashboy”から第2幕をスタートした。
ブレット・アンダーソンがPAモニターの間を悠々と歩き、ギタリストのリチャード・オークスが最高のリフを演奏しながら、“Trash”や“Animal Nitrate”を含むヒット曲の立て続けで演奏する。
「お楽しみ」は滅多に演奏しないアルバムとB面からの楽曲だった。90年代のなかでも素晴らしいとされるサビ「僕のマリリンが1時間、僕のスラムにやってくる」を含む陶酔感のある“Heroine”、物憂げなトーンの“Pantomime Horse”も披露した。
続いて、“Stay Together”のB面サイド曲である“The Living Dead”だ。薬物乱用で引き裂かれた関係を描いた曲をブレット・アンダーソンがオフマイクで歌い上げた。
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