ザ・モダン・ラバーズ
デモ・セッションを収めた別ヴァージョンは存在するものの、マサチューセッツ州出身のプロトパンク・バンドの代表格であるザ・モダン・ラヴァーズの正式にスタジオ収録されたアルバムは、1976年発表のセルフ・タイトルの1枚のみだ。もし1曲だけやるとしたら、同じようにうまくやれる可能性もあるのかもしれないが、ザ・モダン・ラヴァーズは見事に仕上げている。楽曲“Roadrunner”を頂点とした、10年に1枚の独創的なアルバムを彼らは残している。
デレク・アンド・ザ・ドミノス
デレク・アンド・ザ・ドミノスという酷いバンド名はさておき、エリック・クラプトンのサイド・プロジェクトであるこのバンドは、短いながら後世にまで残る成功を収めた。“Layla(いとしのレイラ)”を収録した1970年のアルバム『レイラ・アンド・アザー・アソーテッド・ラヴ・ソングス(いとしのレイラ)』は、当初レヴューで低い評価を受けたが、クラプトンのキャリアのピークとして再評価されることとなった。
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