Smallpools
オープニング・アクトに続いて、この日のソニック・ステージのトップバターを務めたのは、今回が初来日となったスモールプールズ。出演がキャンセルとなってしまったパッション・ピットを彷彿とさせるようなシンセを使ったダンス・ポップは勢いよく1日を始めたいキッズにピッタリ。アーティスト写真同様、イルカの浮き輪が投げ入れられる場面も。
Sheppard
この日出演したカーリー・レイ・ジェプセンやジャスティン・ビーバーと同じ事務所に所属するオーストラリア出身のシェパード。エイミーの緑色の髪が目を引くなか、持ち味である大陸感のある元気さに溢れたロック・ナンバーを繰り出していく。ヴォーカルの二人は兄弟ということもあって、歌を分け合う息もピッタリ。最後はヒット曲“Geronimo”を披露。
Nothing But Thieves
ヨーロッパならではの叙情性を湛えながら骨太なロックを叩き付けてくれたのがナッシング・バット・シーヴス。前日に出演したプリティ・ヴィシャス同様、デビュー・アルバム・リリース前というタイミングでの来日ながら、安定感のある演奏は大きな期待が持てるもの。ヴォーカルであるコナーの抜群の歌唱力も素晴らしいものだった。
Walk The Moon
言うまでもなく“Shut Up and Dance”が世界中で記録的なヒットとなっているウォーク・ザ・ムーン。当然、この曲をやらずに帰るわけがなく、この日もセットリストの最後で登場。「イッショニウタッテ」というニコラス・ペトリッカの呼びかけにマウンテン・ステージはシンガロングで包まれることに。メンバーが何度も客席に頭を下げる姿も印象的だった。
Zedd
最も日射しの激しい時間帯にもかかわらず、マリン・ステージに大観衆を集めてみせたのはゼッド。アリーナ全体がダンスとジャンプで揺れる光景は圧巻。1曲目の“Beautiful Now”からフルスロットルで盛り上げ、マジック!のナスリ・アトウェがゲストとして登場したり、コールドプレイもバスティルもマルーン5の曲も組み込んでみせたりと、サービス精神満載のステージだった。
Carly Rae Jepsen
6月にリリースした『エモーション』を引っさげてのライヴとなったカーリー・レイ・ジェプセン。この日のステージでは新作から実に9曲を披露。最新作にアーティストとしてどれだけ自信を持っているか、伝わってくる。最後は“Call Me Maybe”に続いて、新作からの“I Really Like You”。ショウの一番のハイライトでも新作が活きていたのが見事だった。
Clean Bandit
クラシックとダンス・ミュージックをかけ合わせた独自のスタイルで、今年の1月にも初来日公演を行ったクリーン・バンディット。ケンブリッジ大学で出会った3人が中心になって結成されたこともあってか、グレースなどのメンバーは白衣を着用。だけど、中はヘソ出しルックという実にクリーン・バンディットらしい、二律背反を一つにする様がサウンドでも展開していた。
Pharrell Williams
今年のマリン・ステージの最後のアクトとなったのは、ワールドワイドなお祭り男と言ってもいいこの人、ファレル・ウィリアムス。N*E*R*Dの楽曲も含むキャリアを総括するようなセットリストで、ヒット曲も惜しみなく投下。“Blurred Line”、“Get Lucky”、“Happy”という3連打で揺れた時のスタジアムは、サマーソニックの歴史に残る一場面だった。
D’angelo And The Vanguard
その唯一無二のグルーヴによって音楽的興奮を絶えず巻き起こすようなステージを展開してみせたディアンジェロ&ザ・ヴァンガード。初の来日公演となったが、もう二度と観られないかもしれない、そんな思いで観た人もいtかもしれない。東京会場は彼こそが最後まで今年のサマーソニックでステージに立っていたという幸福な光景があった。
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