Wolf Alice
一時、小雨がちらつくこともあったものの、基本的には晴天に恵まれた今年のサマーソニック、オープニング・アクトの後にソニック・ステージのトップバッターを務めたのはウルフ・アリス。本国ではデビュー作がUKチャート初登場2位という大型新人で、そのステージも新人らしからぬ盤石のもの。最後は必殺の“Moaning Lisa Smile”で締め。
Slaves
ウルフ・アリスと並んで今年UKで大きな注目を集めているニュー・カマーがスレイヴス。ローリーは渦巻きの描かれた真っ赤なサングラスをかけて登場。直情的なパンク・サウンドに乗せてイギリス訛りでまくしたてるそのスタイルは、最近の新人ではあまり見かけない気っぷの良さに溢れている。どこか愛らしい二人のキャラもポイント。
Pretty Vicious
結成されたのは2014年3月。まだアルバムもリリースしておらず、2枚のシングルをリリースしただけでサマソニのステージを踏んでしまったのが、こちらのウェールズ出身のプリティ・ヴィシャス。演奏は若さ溢れる荒削りなものだったが、UKの伝統を受け継ぐソングライティングの実力はさすが。デビュー曲“Cave Song”では最後のコーラスをものすごい声量で歌い上げていた。
Circa Waves
『NME』の読者投票ではグラストンベリーのベスト・アクトに選ばれたサーカ・ウェイヴス。今年4月にリリースされたデビュー作『ヤング・チェイサーズ』の名曲群を巧みに聴かせていくステージングはもはや新人とは思えないもの。スリップノットから拝借したという客席全員で座るパフォーマンスも見事に成功させていた。
Ariana Grande
夕方のマリン・ステージに大観衆を集めることになったのはアリアナ・グランデ。3人のストリングスを従えて、ダンサブルなトラックからバラードまでをエンタテインメントとしてまとめあげ、観客に語りかける流暢な日本語も見事。最後は“Problem”のサックスのイントロが聴こえてきて大団円を迎えることに。
The Chemical Brothers
最初の“Hey Boy Hey Girl”からスタジアムに集まった期待を一手に背負ってみせたヘッドライナーのザ・ケミカル・ブラザーズ。序盤で“Star Guitar”を投下し、“Saturate”でハイライトを作ってみせた後は、横綱相撲を展開。エドなしでライヴをすることになった今回のケミカル・ブラザーズだが、変わらずフェスでの圧倒的な強さを見せつけることとなった。
Marilyn Manson
マウンテン・ステージの最後を飾ったのは、前日のソニックマニアにも出演したマリリン・マンソン。ライヴ終盤には、おなじみの演説台が設置され、聖書に火をつけて投げ捨てるというパフォーマンスも。最後は“Rock Id Dead”、“Antichrist Superstar”、“The Beautiful People ”という鉄板の3曲で締めくくってみせた。
Manic Street Preachers
『ホーリー・バイブル』再現というコンセプトでソニック・ステージに立ったのはマニックス。『ホーリー・バイブル』を最後まで披露した後は、最新作『フューチャロロジー』からのシングル“Walk Me to the Bridge”に加え、“You Love Us”、“A Design for Life”、“Motorcycle Emptiness”といった名曲群を披露して、この日を締めくくっていた。
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