PRESS

Photo: Clara Balzary

現在、伝え漏れてくる情報を掻き集めただけでも、2016年はどうやらポップ・ミュージックにとって豊作の年になりそうである。本日、リアーナのニュー・アルバム『Anti』が突如リリースされたが、それを抜いてもこれだけ楽しみな作品が揃っているのだ。今年、リリースが待ち遠しくてたまらないアルバム24枚を御紹介したい。

ザ・1975『君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから』

PRESS

Photo: PRESS


The 1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは、彼自身の私的な苦しみ、特にドラッグ濫用について、インタヴューでいつも臆することなく語っている。そして、彼らの不気味なタイトルの2枚目のアルバムでは、そうした問題を取り上げ、音楽は『ヤング・アメリカンズ』時代のデヴィッド・ボウイU2や インエクセスといった80年代のソフトロックの恩恵を預かっている。
発売予定日:2月26日


レディオヘッド『タイトル未定』

GETTY

Photo: GETTY


先日から、レディオヘッドが2015年10月に「Dawn Chorus」という会社を立ち上げたことが話題になっている。新作のリリースについては、バンドの最近の活動から憶測が流れている。レディオヘッドは、過去2作のアルバムでも同じような会社を設立している。2007年10月リリースの『イン・レインボウズ』の前にはXurbia Xendless Ltdを2007年7月に立ち上げ、2011年2月リリースの『ザ・キング・オブ・ リムス』の前にはTicker Tape Ltdを2010年の12月に設立している
発売日:未定


カニエ・ウエスト『ウェイヴス』

GETTY

Photo: GETTY


カニエ・ウエストは過去12ヶ月にわたり、多くのトラックをティーザーとして発表してきた。例えば、好戦的なトラック“All Day”やムーディでハウスに影響を受けた“Fade”などがあり、ヴィック・メンサからタイ・ダラー・サイン、シーア、そしてポール・マッカートニーまであらゆる人々とコラボをしている。『ウェイヴス』は、制作者が望むように華々しく画期的な作品となるだろうか?
発売予定日:2月11日


スケプタ『こんにちは(Konnichiwa)』

Jordan Hughes/NME

Photo: Jordan Hughes/NME


2015年には1枚のパワフルなシングル“Shutdown”を発表したのみであったが、スケプタはそれでも2015年の原動力になったといえる。おそらくそれに続くアルバム『こんにちは』はかなり発売を待たれている作品であろう。スケプタは今、彼自身のみならず文化全体を代表するアーティストだといえる。まだ誰もその役割を務めていなければ、それは彼の役割になるはずだ。
発売日:未定


フランク・オーシャン『ボーイズ・ドント・クライ』

PRESS

Photo: PRESS


フランク・オーシャンのデビュー・アルバム『チャンネル・オレンジ』は2012年のベストアルバムだとの呼び声も高い。セカンドアルバムは2015年7月に発表を予定していたが、まだ発売されていない状況となっている。オンラインでアルバムからのデモ曲などがいくつかリークされており、印象深いミニマリスト“Memrise”やドンドンと足を鳴らすような“Feel California”などが公開されているが、まだ新作のリリースまで待つ必要があるようだ。
発売日:未定


ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ『エヴリシング・ユーヴ・カム・トゥ・エクスペクト』

PRESS

Photo: PRESS


アレックス・ターナーとマイルズ・ケインの2人が、スコット・ウォーカーやバート・バカラックなどの60年代音楽に影響を受け、それを斬新に偏向させた2008年のデビュー作『ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント』以来の作品となる。肝心のアークティック・モンキーズは、まだ活動の目処がたってないが、ラスト・シャドウ・パペッツの次回作は、レトロで未来的なポップソングになるのではないかと多くのファンが熱望している。
発売予定日:4月1日


ゴリラズ『タイトル未定』

PRESS

Photo: PRESS


デーモン・アルバーンにより生み出された架空のエレクトリックなカートゥーン・バンド、ゴリラズの新作の制作がクリエイティブ・ディレクターのジェイミー・ヒューレットにより発表された。ジェイミー・ヒューレットのインスタグラムに投稿されたデヴィッド・ボウイの画像が、この架空バンドの5枚目のアルバムのゲスト・ヴォーカルが今までよりもさらに大物であることを物語っている。
発売日:未定


レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『タイトル未定』

PRESS

Photo: Clara Balzary


LAのファンク・ロックのレジェンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズは、長い付き合いのプロデューサーであるリック・ルービンと決別し、多才なデンジャー・マウスを11作目のアルバムのプロデューサーに迎えている。アンソニー・キーディスはすでに30曲もの曲が出来ており、そこから削る作業をしなければならないと語っている。デビュー以来22年を迎えるレッド・ホット・チリ・ペッパーズだが、まだ変化を続けている。
発売予定日:2016年春

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ