レッツ・イート・グランマ
ちょっと薄気味悪い2人組の子供たちだが、2015年の最も劇的なアコースティック音楽の1つとして魅力的な”Deep Six Textbook”を作ったと言っていいだろう。彼らの音楽は、PJハーヴェイのように冷たく、またビョークやディーン・ブラントのようにランダムで、手拍子、ソロサックス、身勝手で不明瞭な歌詞に驚くほど美しいハーモニーなどの素晴らしき融合で楽曲を完成させている。
パブリック・アクセス・TV
ニューヨーク出身のこのバンドはテリブル・レコーズから近々リリースが予定されるファースト・アルバムの中から素晴らしいシングル曲 “In Love And Alone”でさらに進化を遂げた。ここ1年で最も印象的なギター・トラックの一つと言えるだろう。
エルフ・キッド
エルフ・キッドの“Golden Boy”は、12月の始まりを活気のあるものにし、今年のパーティ・ソングの中でも最高の曲の1つであることを証明してみせた。ルイシャム出身のラッパーはまだこの業界では新人だが、今後もこの曲に匹敵する作品を生み出せば、これからの彼の未来は明るいものになるだろう。
アイザック・グレイシー
もし、ジェフ・バックリィやウィリー・メイソンのファンであれば、アイザック・グレイシーはお気に入りになるだろう。彼の絶望的なローファイの涙を誘う“Last Words”は、ブルースに取り憑かれたジェイク・バグ並みに悲しみに満ちており、小さな所属レーベルにもかかわらず、サウンドクラウドにて6万5千回以上も再生されている。
プマローザ
彼らは新しい領域へと連れて行ってくれるバンドだ。創造的なその音楽で、今年のグラストンベリー・フェスティバルのパーク・ステージで1万人の度肝を抜いてみせた。大作“Priestess”は、彼らが一躍有名になったきっかけの曲である。
リス
デンマークは近年新しいバンドに事欠かないでいるようだが、リスは、通常のパンク・バンドとは一線を画している。デッド・ケネディーズというよりは、むしろディアンジェロに近く、リスのヴォーカルのソレン・ホルムの声は究極に個性的で、バンドは完璧なR&Bを取り入れたインディ・サウンドで、その組み合わせは絶妙である。
スプリング・キング
2016年は、スプリング・キングにとって、数年間の貧乏生活から抜け出す大きなチャンスの年だ。ゼイン・ロウが「Beats 1」で取り上げたことも手伝っているが、才能のある歌うドラマー(プロデューサー兼ソングライターでもある)タレク・ムーサによるところも大きい。 “Who Are You?”と “City”は、2015年のベスト・シングルに入るだろう。2016年は大ブレイクする可能性が高い。
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