GETTY

Photo: GETTY

アクセル・ローズは忙しい一年を過ごしている。ブライアン・ジョンソンの代わりとしてAC/DCのフロントマンを務めているほか、ガンズ・アンド・ローゼズのクラシック・ラインナップでコーチェラなどのフェスティバルに出演し、さらに自分たちのツアーも開催している。アクセル・ローズとベーシストのダフ・マッケイガンは、ブラジルのヘジ・グローボで毎週放送されているニュース番組「ファンタスチコ」に出演した。これはバンド再結成後、初となるテレビ・インタヴューだ。それでは、このインタヴューで分かったことをあらためてまとめてみよう。

インタヴューの映像はこちらから。

1.再結成前、アクセルはスラッシュの電話番号を知らなかった

コーチェラ・フェスティバルの創設者であるポール・トレットの提案によって促された今回の再結成だが、その前には、アクセル・ローズとスラッシュの間には溝があり、お互いの電話番号すら知らなかった。そこで、アクセル・ローズはスラッシュの電話番号をマネジメント・チームの一員であるフェルナンド・リバイスに尋ねる羽目になった。幸いにも、彼が連絡を取るとスラッシュは電話を切らなかったようだ。

2.ダフは子供たちをLAで話題のライヴハウスに連れていった

ザ・スメルは、一部のコアなファンから一度は訪れるべき場所として名前が挙げられるインディ・アクトが活躍するライヴハウスで、長年にわたって原石となるバンドをたくさん発掘してきたが、現在は取り壊しの危機にある。ダフ・マッケイガンは10代の子供たちをライヴに連れていっており、何度かザ・スメルにも行ったことがあると明かしている。「(犯罪多発地区の)スキッド・ロウにあって、臭い(=スメル)んだよ」と笑いながら語った。「入場料は5ドルだ。ああ、(ニューヨークにあるライヴハウス)CBGBに似てるな」。一方、アクセル・ローズはまったくライヴに行かないと語っている。

3.自分たちの楽曲をストリーミングで聴かれるのを気にしていない

彼らはストリーミング配信が誕生する前の世代なので、今の若いファンが楽曲を購入する手段について憤慨するか、少なくとも困惑しているのではないかと皆さんは思うかもしれない。しかし、今後の新しいリリースがレコードなどのフィジカル媒体ではなくなる可能性について意見を求められた彼らは、2人とも平然と気にしないと答えている。1つだけアクセル・ローズが気にしているのは、新しい世代のファンが素晴らしいアルバム・アートを楽しむ機会を失ってしまうことだ。

4.スティーヴン・アドラーとイジー・ストラドリンが参加しない理由

今のところ、スティーヴン・アドラーとイジー・ストラドリンはバンドの再結成でそれほど大きな活動をしていない。スティーヴン・アドラーはたまに1回限りで登場することもあるのだが、イジー・ストラドリンはまったく姿を現していない。アクセル・ローズはこのドラマーについて「スティーヴンは参加したんだよ。でも、同時にいつそんなことになってたかは知らないんだけど、スティーヴンは背中の手術をしたばかりでね。だから、それについてはまだ分からないね」と語っている。一方のイジー・ストラドリンに関しては、彼にとって謎に包まれている部分が多いようだ。「イジーに関してはどう表現したらいいのか分からないな。イジーについてはなんて言ったらいいのか、分からないんだ。会話を持ってみて、こういうことなんだなって思っても、次の日には違うことを言ってたりしてね。だから、イジーについてはあまり推しはからないようにしてるんだよ。けど、まあ、彼のこと彼のことなわけだからね。それがどんなものであれさ」と説明している。

5.アクセルはアンガス・ヤングが望む限りAC/DCの掛け持ちを続ける

ここ数カ月の間、アクセル・ローズはガンズ・アンド・ローゼズとAC/DCのフロントマンを兼務している。現在、AC/DCについてはそれほど日程が詰まっていないが、彼は両方のバンドを喜んで掛け持ちしたいと語っており、「アンガスがそうすることを望む限り、上手くいくように調整する」と語っている。「この件について、ガンズは本当に理解があるんだ」と続けており、「これが俺の仕事であることが気に入っているし、アンガスが俺のボスであることも気に入っている。初期のブライアン(・ジョンソン)の曲を歌うのは、単に歌うだけでなく、別種の動物とか、別ジャンルの仕事っていうぐらい違うんだ」。ダフ・マッケイガンはアクセルのAC/DC参加について「すごくラディカルだよね」と語って、笑っている。

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ