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7月5日、UKのオフィシャル・チャート・カンパニーはイギリスにおいて歴代で最も売れた60枚のアルバムのランキングを発表した。クイーンの『グレイテスト・ヒッツ』が1位となり、そのラインナップはさながらスーパーで売ってるCDのバーゲン・ワゴンのようだ。しかし、このなかにも絶対的至宝と言える作品もあるし、なによりこのリストを見ていくことで拾うことのできた、ちょっとした興味深い事実がたくさんある。ここではそんなトリヴィアを見ていこう。

1. ダイドのデビュー作『ノー・エンジェル』はコールドプレイのどのアルバムよりも売れている。

2. ミート・ローフが1977年に発表したセカンド・アルバム『地獄のロック・ライダー』はラインナップのなかでも一際じっくりと売れていったアルバムで、週間のUKアルバム・チャートの最高位は9位でしかないものの、このランキングでは19位につけている。

3. 今回のアルバムで最も古いアルバムは1965年リリースの映画『サウンド・オブ・ミュージック』のサウンドトラックで、52位にランクインしている。

4. 最も新しいアルバムは予想通り、アデルの『25』でリリースから7ヶ月しか経過していないにもかかわらず既に27位にランクインしている。

5. テイク・ザットはこのランキングに3枚ものアルバムをランクインさせている。ザ・ビートルズ、フリートウッド・マック、アバ、マイケル・ジャクソンが2枚にもかかわらずだ。

6. ロビー・ウィリアムスも2枚のアルバムをランクインさせているが、レディオヘッドは1枚もない。

7. イギリス人のお気に入りのザ・ビートルズのアルバムは『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』で、3位にランクインしている。他にザ・ビートルズの作品でランクインしたのは20位に入ったコンピレーション・アルバム『ザ・ビートルズ 1』のみとなっている。

8. 最も多くの作品がランクインしたのは1987年と2000年となっている。どちらの年も4枚のアルバムをランキングに送り込んでいる。1987年はマイケル・ジャクソンの『BAD』、『ダーティ・ダンシング』のサウンドトラック、U2の『ヨシュア・トゥリー』、フリートウッド・マックの『タンゴ・イン・ザ・ナイト』、2000年はザ・ビートルズの『ザ・ビートルズ 1』、ダイドの『ノー・エンジェル』、コールドプレイの『パラシューツ』、エミネムの『マーシャル・マザーズLP』がランクインしている。

9. アデルは2011年発表の『21』が4位にランクインし、オアシス、マイケル・ジャクソン。ピンク・フロイド、マドンナ、エイミー・ワインハウス、スパイス・ガールズ、コールドプレイ、ジョージ・マイケルといった様々な歴史的アーティストを打ち破っている。

10. 60枚のうち57枚がサウンドトラックではなく、それは45のアーティストによる作品となっている。最も多くのアルバムをランクインさせているのはコールドプレイとテイク・ザットで、コールドプレイは2000年から2006年の間にリリースした作品から3枚を、テイク・ザットは2005年から2010年の間にリリースした作品から3枚をランクインさせている。

11. サウンドトラックを除くと、約3分の2(66.66%)が男性のみのアーティストとなっている。トップ10になると、格差は更に激しくなり、男性だけでないメンバーによるのは2位のアバの『ゴールド』と4位のアデルの『21』という2作品だけだ。

12. 約4分の1弱(22.8%)が女性のみのアーティストとなっている。女性のみのグループでランクインしているのはスパイス・ガールズだけだ。

13. 1割強(10.5%)が男女混合のグループとなっている。ザ・コアーズ、アバ、フリートウッド・マック、シザー・シスターズである。

14. インストのアルバムは、マイク・オールドフィールドが1973年に発表したプログレの傑作『チューブラー・ベルズ』のみとなっている。

15. テレビ「Xファクター」の優勝者としては、レオナ・ルイスの2007年のデビュー作『スピリット』だけがランクインしている。

16. 3枚のサウンドトラックとは『ダーティ・ダンシング』、『グリース』、『サウンド・オブ・ミュージック』のサウンドトラックである。

17. バンドとソロはほぼ同率で、バンドが30枚に対して、ソロは27枚になっている。

18. キーンが2004年に発表したデビュー・アルバム『ホープス・アンド・フィアーズ』はイギリス国内ではU2の『ヨシュア・トゥリー』やポール・サイモンの『グレイスランド』よりも売れている。

19. 最もタイトルの短い作品は、エド・シーランが2014年にリリースし、49位にランクインした『x(マルティプライ)』と、20位にランクインしたザ・ビートルズの『1』となっている。

20. 2枚以上のアルバムをランクインさせたアーティストのなかで、作品のリリースが最も長い年月にわたるのはザ・ビートルズで、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が1967年リリースに対し、『ザ・ビートルズ 1』は2000年にリリースされている。実に33年に及んでいる。

21. シャナイア・トゥエインの1997年発表作『カム・オン・オーヴァー』は現象とも言える成功を収め、サイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』、スパイス・ガールズの『スパイス』、テイク・ザットの全作品をも凌いでいる。

22. 7枚のアルバム(11.6%)はベスト・アルバムとなっている。

23. 頭文字が同じアーティストは、レオナ・ルイス(L)、シザー・シスターズ(S)、テイク・ザット(T)の3組となっている。

24. トップ60のなかには「F、K、M、Q、V、Y、Z」で始まるアルバムはない。

25. 最も成功した年代は2000年代の10年間で、3分の1を占める20枚のアルバムをランクインさせている。

歴代セールスのトップ60は以下の通り。

1. Queen – ‘Greatest Hits’
2. Abba – ‘Gold: Greatest Hits’
3. The Beatles – ‘Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band’
4. Adele – ‘21’
5. Oasis – ‘(What’s The Story) Morning Glory’
6. Michael Jackson – ‘Thriller’
7. Pink Floyd – ‘The Dark Side Of The Moon’
8. Dire Straits – ‘Brothers In Arms’
9. Michael Jackson – ‘Bad’
10. Queen – ‘Greatest Hits II’
11. Fleetwood Mac – ‘Rumours’
12. Madonna – ‘The Immaculate Collection’
13. Amy Winehouse – ‘Back To Black’
14. Simply Red – ‘Stars’
15. Shania Twain – ‘Come On Over’
16. Bob Marley And The Wailers – ‘Legend’
17. James Blunt – ‘Back To Bedlam’
18. The Verve – ‘Urban Hymns’
19. Meat Loaf – ‘Bat Out Of Hell’
20. The Beatles – ‘1’
21. Simon And Garfunkel ‘Bridge Over Troubled Water’
22. Original Soundtrack – ‘Dirty Dancing’
23. Leona Lewis – ‘Spirit
24. Michael Buble – ‘Crazy Love’
25. Dido – ‘No Angel’
26. David Gray – ‘White Ladder’
27. Adele – ‘25’
28. The Corrs – ‘Talk On Corners’
29. The Spice Girls – ‘Spice’
30. Lady Gaga – ‘The Fame’
31. Coldplay – ‘A Rush Of Blood To The Head’
32. Dido – ‘Life For Rent’
33. Kings Of Leon – ‘Only By The Night’
34. Take That – ‘Beautiful World’
35. Keane – ‘Hopes And Fears’
36. U2 – ‘The Joshua Tree’
37. Jeff Wayne – ‘The War Of The Worlds’
38. Scissor Sisters – ‘Scissor Sisters’
39. Phil Collins – ‘But Seriously’
40. Coldplay – ‘X&Y’
41. Alanis Morissette – ‘Jagged Little Pill’
42. Mike Oldfield – ‘Tubular Bells’
43. Travis – ‘The Man Who’
44. Tracy Chapman – ‘Tracy Chapman’
45. Coldplay – ‘Parachutes’
46. Abba – ‘Greatest Hits’
47. Original Soundtrack – ‘Grease’
48. Robbie Williams – ‘I’ve Been Expecting You’
49. Ed Sheeran – ‘X’
50. Norah Jones – ‘Come Away With Me’
51. Paul Simon – ‘Graceland’
52. Original Cast Recording – ‘The Sound Of Music’
53. George Michael – ‘Ladies And Gentleman – The Best Of’
54. Fleetwood Mac – ‘Tango In The Night’
55. Eminem – ‘The Marshall Mathers LP’
56. Robbie Williams – ‘Swing When You’re Winning’
57. Take That – ‘Progress’
58. Snow Patrol – ‘Eyes Open’
59. Take That – ‘The Ultimate Collection’
60. REM – ‘Automatic For The People’

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