ジョン・レノン “Mind Games”

https://www.youtube.com/watch?v=8dHUfy_YBps
4作目のソロ・アルバム『マインド・ゲームス』のタイトル・トラックは、その着想を得たのがザ・ビートルズの“Get Back”のセッション中だったというが、アルバムの中で最もビートルズ色の濃い曲であるのは間違いない。

ジョージ・ハリスン “Apple Scruffs”


「アップル・スクラッフス」とは、ザ・ビートルズの4人が彼らの追っかけをしていた筋金入りのファンたちのことを呼んだ名前である。彼女たちはビートルマニアが終息し、バンドが解散しても4人を追い続けた。『オール・シングス・マスト・パス』に収められたジョージ・ハリスンから彼女たちへの惜しみないトリビュートである同曲は、その献身に見事に報いている。

ポール・マッカートニー&ウィングス “1985”


1976年にポール・マッカートニーは次のようにコメントしている。「曲を書く時によく決め手になるのは、最初のフレーズなんだ。“Eleanor Rigby”では『挙式後の教会で米粒を拾い上げた』がそれだった。“1985”では『1985年には誰も生き残っていない』だったよ。何カ月もこのフレーズだけだったんだ」。幸運にも曲は完成し、あたたかみのあるオーケストラ風の名曲に仕上がっている。
※『ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト』収録

ジョン・レノン “No One Loves You (When You’re Down And Out)”


オノ・ヨーコと別居し、落ち込んでいた時期に書かれたこの曲は『心の壁、愛の橋』の中でも際立っているが、驚くほど赤裸々な内容である。「死ねば誰からも愛される」と悲痛な絶望を込めてジョン・レノンは歌っている。

ジョージ・ハリスン “Awaiting On You All”


1970年のアルバム『オール・シングス・マスト・パス』は優れた楽曲で溢れているが、“Awaiting On You All”こそジョージ・ハリスンの真のベスト・トラックの一つだろう。何しろこの曲は、ゴスペル音楽を借用して、組織化された宗教の実利主義を非難しているのだから(『ゼネラルモーターズの51%を所有するローマ教皇が引用していいのは、証券取引所の発表だけだ』)。

ジョン・レノン&プラスティック・オノ・バンド “Love”


「愛されること、愛とは触れること、触れることが愛……」と歌う『ジョンの魂/プラスティック・オノ・バンド』からのアルバム・カットは、ジョン・レノンの最もシンプルかつ魅惑的な楽曲である。もの悲しいピアノに乗せて、愛の様々な側面に思いをはせている。

リンゴ・スター “Back Off Boogaloo”


リンゴ・スターがグラム・ロックに挑戦した一曲だ。リンゴ・スターは1972年にウェンブリー・プールで行なわれたT.レックスのライヴなどを収めたドキュメンタリー映画『ボーン・トゥ・ブギー』の監督を務め、その直後にこの曲を発表している。ソロでのポール・マッカートニーの音楽を見下している曲だと解釈する人もいる。

ジョン・レノン “Surprise Surprise (Sweet Bird Of Paradox)”


1974年に発表されたジョン・レノンのアルバム『心の壁、愛の橋』に収録された一曲。 まるでスティーヴィー・ワンダーのように明るくファンクなギターをジャンジャンかき鳴らしている。

ポール・マッカートニー “Monkberry Moon Delight”


「So I sat in the attic, a piano up my nose/and the wind played a dreadful cantata (ところで、俺は屋根裏部屋に座っていたんだ。ピアノの音が鼻につき、風がひどいカンタータを奏でていた)」といつになく攻撃的に怒鳴っている。この曲はピアノがリードして、パーカッションを鳴らしまくり、嘆き悲しんでいる曲。1971年に発表されたアルバム『ラム』に収録されている。

ポール&リンダ・マッカートニー “Uncle Albert/Admiral Helsey”


1971年にリリースされ、ビートルズ解散後初のポール・マッカートニー単独での全米ナンバー1ソングとなっている。ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』制作中のセッションで作曲したメロディーで余ったものをかき集めて作られている。
※『ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト』収録

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