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Photo: PENNIE SMITH/NME
ついに21年ぶりとなる新曲“All For One”がリリースされた。新曲については、その存在が長年噂されてきたものの、本当に聴ける日がやってくるとは、生粋のファンも予想していなかったのではないか。果たして新曲はアルバムへと繋がることになるのか、バンドからの正式な発表はいまだないが、奇跡のリリースを祝して、あなたが知らないかもしれないザ・ストーン・ローゼズのトリビアをお送りする。
1. ジョン・スクワイアにギターを取らせた1曲
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Photo: PA
ジョン・スクワイアはセックス・ピストルズの“Anarchy In The UK”を聴き、その影響でギターを始めている。
2. 楽曲の勝手な再販に抗議
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Photo: PA
“Sally Cinnamon”をバンドの許可なしに再販したことに対する抗議として、ザ・ストーン・ローゼズはペンキ缶を持ってFMリヴォルヴァーのオフィスに乱入した。その被害額は23,000ポンド(約370万円)であった。
3. “Begging You”のジャケットの由来
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Photo: Amy Brammall/NME
シングル曲“Begging You”のジャケットのフロッピーディスクは、元々ジョン・スクワイアにシーケンサーの使い方を教えるために用意された。しかし、彼は激怒し、フロッピーディスクのほとんどを破壊し、ペンキを塗りたくった。すると、驚いたことに……芸術作品が出来上がったのだ。
4. あの曲名から
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Photo: GETTY
ミドルズブラ出身の小説家であるリチャード・ミルワードは自身2作目の本に『Ten Storey Love Song』というタイトルを付けた。ザ・ストーン・ローゼズの同名の楽曲から取っている。実にわかりやすい。
5. 移籍の契約金
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Photo: Andy Willsher/NME
1991年春にゾンバ傘下のシルヴァートーン・レーベルとの契約が終了すると、バンドは2,000万ドル(約22.6億円)でアメリカ大手のゲフィン・レコードと契約したと伝えられている。さらに前金として約230万ドル(約2.6億円)を受け取ったという。それで、彼らは2作目のアルバムに真剣に取り組むようになった。
6. 引退試合であの曲を披露
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Photo: PA
2011年5月、イアン・ブラウンはマンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネヴィル選手の引退試合で“This Is The One”を披露している。今では、オールド・トラッフォードでのホーム試合前にこの曲が流れるのが伝統になっている。
7. あの曲のプロデューサー
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Photo: GETTY
ザ・ストーン・ローゼズの3枚目のシングル“Elephant Stone”をプロデュースしたのはニュー・オーダーのピーター・フックである。ザ・ストーン・ローゼズのレーベルがデビュー・アルバムのプロデューサーとして彼に目を付けていて起用された。しかし、結局ピーター・フックは、ほぼ間違いなく同じくらいの傑作と言われる自身のバンドのアルバム『テクニーク』に注力したため、時間を割くことができなかった。
8. あの曲のインスピレーション
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Photo: PA
“Begging You”の制作について、ジョン・スクワイアはパブリック・エナミーのアルバム『フィアー・オブ・ア・ブラック・プラネット』に刺激を受けたとし、彼らの音楽の断片を切り取り、再構築したと話す。その作業は中断してしまったのだが、“Begging You”とパブリック・エナミーの“Burn Hollywood Burn”には類似性がある。
9. 初ライヴの目撃者
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Photo: Dan Dennison/NME
1984年10月、ピート・タウンゼントはザ・ストーン・ローゼズの最初のギグ――彼の前座としてロンドンにあるムーンライト・クラブで行われた――を見て、レニのことをキース・ムーンに次ぐ最高のドラマーだと語った。
10. 元メンバーのその後
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Photo: GETTY
ザ・ストーン・ローゼズの元ギタリストで結成当初のメンバーだったアンディ・カズンズはザ・ハイというバンドを組んだがあまり成功していない。
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