ノエル・ギャラガーの辛辣なユーモアのセンスの標的になる可能性は誰にでもある。アルト・ジェイもこの元オアシスのメンバーの痛烈なこき下ろしの犠牲者となっている。「ひげを生やした奴がいるだろ、それが気に食わない」と米『ローリング・ストーン』誌に語っており、このマーキュリー・プライズ受賞バンドは「俺に言わせれば、失せろってところだな」と加えている。こういったノエル・ギャラガーの暴言にはどう対処すべきか? 13人のミュージシャンの対応がこちらだ……。
カイザー・チーフス
「あいつらは着飾って、“無意味”の頂点に座って演奏してる。あいつらの歌は、不細工なガールフレンドとヤってる奴ら以外にとっては何の意味もないね」とノエル・ギャラガーは2008年に語っている。これに対して、アンドリュー・“ホワイティ”・ホワイトは、『ザ・サン』紙のインタヴューでノエル・ギャラガーのことを「毒舌のオジサン」と呼び、「彼のために使う時間はないんだ。音楽はアートだけど、彼は音楽が意味するものを正当に理解していないよ」と述べている。
カイザー・チーフス(再び)
「俺はドラッグを18年間やってたが、『なあ、カイザー・チーフスって最高だよな』とか言うほど悪い状態にはなったことがないね」とノエル・ギャラガーは語っている。当時カイザー・チーフスのドラマーだったニック・ホジソンはBBCラジオ1の番組「ニュースビート」で、「俺たちはまったく気分を悪くしてないし、実際のところ喜んでるよ。俺が17歳の時、ノエルがブラーに対してわめき散らすのを見てた。30歳になった今、彼は俺たちのことを話してるんだ、最高だろ」と語っている。
エド・シーラン
「エド・シーランがウェンブリー・スタジアムのヘッドライナーを務めるような世界では生きていけない」とノエル・ギャラガーは2014年11月に『NME』で語っている。また、エド・シーランは「俺はその世界で生きていけるよ。すごく楽しいんだ」と『ザ・デイリー・スター』紙に語る前にツイートしている。「彼の電話番号を知っていたから、メールしてチケットがいるか訊いたよ。そしたら、『お前は生意気な奴だな。うちの娘が何枚か欲しがるだろうよ』って返信が来た。彼はいつも歯に衣を着せない物言いの人なんだ」
リアム・ギャラガー
「あいつのインタヴュー記事をいくつか読んだよ。誰がインタヴューしたかは知らないが、すごくクールな奴みたいだね。だって、俺が18年間バンドを一緒にやってきた奴はマジで間抜けだから」とノエル・ギャラガーは語った。それに対してリアム・ギャラガーは「俺はあいつが、バンドにいない時のノエルなら大好きだ。だが、バンドにいる時のあのクソジジイはどうだ? マジでクソ大嫌いだよ」と応じている。
マーク・ロンソン
「あいつは他のみんなの音楽をぶっ壊す代わりに自分の音楽を書きたいんだろうね」と2008年にノエル・ギャラガーは語っている。それに対して、「ノエル・ギャラガーは俺にギターの3つのコードを勉強してから曲を書けって言ったんだ。だから、俺は今、ジェイ・Zからギターのレッスンを受けているところで、もう“Wonderwall”のコードは両方とも習ったって彼に伝えたいね」とマーク・ロンソンは“Back To Black”には7つのコードがあることを指摘して答えている。
レディオヘッド
「そこに座って『万策尽きた』とか言いながら、いくらイジイジしたとしても、1日の終わりには人々はいつも“Creep”を聴かせたがるんだ。もうやめてくれ。俺は大学なんか行ってないし、絵筆が何なのかも知らねえ。アート・スクールになんか行ってないしね」とノエル・ギャラガーは語っている。トム・ヨークは「俺は(大学に)行ったよ。そこでは他のアーティストを敬うように教えられたんだ」とやり返している。
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