ブラック・サバスは“Heaven And Hell”の貴重なデモ音源がオンラインで公開されている。
“Heaven And Hell”は1979年にオジー・オズボーンが脱退してロニー・ジェイムス・ディオが加入して初めて書かれた曲となっている。
音源にはロニー・ジェイムス・ディオ、ギタリストのトニー・アイオミ、ドラマーのビル・ワード、ベーシストのジェフ・ニコルズが参加している。ジェフ・ニコルズも1979年にギーザー・バトラーに代わって加入し、2004年までキーボード・プレイヤーとしてブラック・サバスに在籍していた。
“Heaven And Hell”のデモ音源はジェフ・ニコルズが没後4年を迎えたことを受けて、ジェフ・ニコルズの遺族によって公開されている。
YouTubeの概要欄には次のように記されている。「たくさんのジェフ・ニコルズのアーカイヴからこのソニーC-90のカセットテープを最近発見しました。中のカードには『“On And On Heaven And Hell”オリジナル・バージョン。ジェフがベースを弾いている』と書かれていました」
デモ音源はこちらから。
「ケースの中にはマクセルUD-90が入っていました。そのB面に『オン&オン、“Heaven And Hell”オリジナル・バージョン。ジェフがベースを弾いている』と書かれていました。カセットのどこにもブラック・サバスであることを示す表記はありませんでいた。“On And On Heaven And Hell”というのがワーキング・タイトルだったのかもしれません」
概要欄にはもしこれがブラック・サバスによるものでなければ「素晴らしいカヴァー・バージョンです」とも記されている。
先日、元AC/DCのベーシストであるマーク・エヴァンスは新たなインタヴューでブラック・サバスとのかつての緊張関係について語っていた。
「マルコムはギーザー・バトラーと何らかの理由で騒動になったんだ……彼はギーザー・バトラーを殴り倒したんだよね」とマーク・エヴァンスは振り返っている。
「なんで彼が殴ることになったのかは分からないけどさ。でも、彼は殴り飛ばしたんだ。銃を持ってたり、ナイフを持ってたりなんて話もあったな。そして、次の日の朝、街を出ようとしたら、マルコムが(ブラック・サバスの)『ホテルに寄っていかないといけない』と言ったんだ」
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