ブラック・サバスはデビュー・アルバムのジャケットに登場する謎の女性の身元が判明している。
1970年に発表されたブラック・サバスのデビュー・アルバムは先週50周年を迎えており、アートワークはマントを被った女性が森の中に立っているものとなっている。
今回、米『ローリング・ストーン』誌では50周年を記念して振り返る記事を掲載しており、写っている建物がメイプルダラムと呼ばれるオックスフォードシャーにある15世紀築の水車小屋で、女性はモデルのルイーザ・リヴィングストーンであることが明らかになっている。
フォトグラファーのキース・マクミランは、現在インドレバ名義でエレクトロニック・ミュージックを制作しているルイーザ・リヴィングストーンを選んだ理由として、身長が152センチで、周りのものが大きく見えるからだったと語っている。
「彼女はマントの下に何も身に着けていないんだ。というのも、ちょっと際どいことをやろうとしていたからね。でも、そういうのはうまくいかないと判断したんだ」とキース・マクミランは『ローリング・ストーン』誌に語っている。「不吉なムードから性的なものは取り除くことにしたんだよ。でも、彼女は素晴らしいモデルでね。すごい勇気をもっていて、僕がやろうとしていたことを理解してくれたんだ」
「凍えるほど寒かったのを覚えているわ」と撮影時10代だったルイーザ・リヴィングストーンは語っている。「朝の4時に起きなきゃいけなくて、キースはドライアイスを持ってきて、水に入れてたわ。でも、うまくいかなくて、最終的に彼はスモーク・マシーンを使っていたわ。それで『そこに立ってて』と言われたの。これがブラック・サバスのためだとは分かっていたけど、当時それがどれだけ大きなことだったかは分かっていなかったわ」
ブラック・サバスは2017年2月に地元バーミンガムで最後のライヴを行っている。フロントマンのオジー・オズボーンは先日、2003年よりパーキンソン病と闘っていたことを明かしている。
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