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ザ・ブラック・クロウズは1990年発表のデビュー・アルバム『シェイク・ユア・マネー・メイカー』の30周年を記念した再結成ツアーの日程を発表している。

先日、ザ・ブラック・クロウズはウィスコンシン州やニュージャージー州でバンドのロゴが描かれた広告が発見され、解散から4年ぶりに再結成を果たす可能性が示唆されていた。

再結成はラジオDJのハワード・スターンによって発表されており、彼は現地時間11月11日にクリスとリッチのロビンソン兄弟率いるザ・ブラック・クロウズが待望の再結成ツアーを行うことを明らかにしている。

ツアーでは『シェイク・ユア・マネー・メイカー』が全編演奏されるほか、「あらゆるヒット曲」も合わせて披露されるという。再結成に参加するメンバーとしてはロビンソン兄弟のほか、アースレスのギタリストであるイザイヤ・ミチェルやデヴィッド・ボウイの『☆(ブラックスター)』に参加したベーシストのティム・ルフェーブル、キーボーディストのジョエル・ロビノウ、ドラマーのオージャーというラインナップになることが発表されている。

再結成ツアーは現地時間6月17日にテキサス州オースティンで行われる公演からスタートして、北米の各都市を回って現地時間9月19日に行うロサンゼルス公演で締めくくられる予定となっている。

再結成公演はザ・ブラック・クロウズにとって6年ぶりに一緒に演奏する機会となっている。

クリスとリッチのロビンソン兄弟率いるザ・ブラック・クロウズは兄弟間の確執が原因で2015年に解散していた。

ロビンソン兄弟は米『ローリング・ストーン』誌によるインタヴューに応じて過去に抱えていた確執について振り返り、クリス・ロビンソンはリッチ・ロビンソンに対して謝罪していたことを明かしている。

「自分が抱えていた怒りやネガティヴィティを謝罪したんだ。心の底では俺は親切な人でありたいと思っていたし、彼を攻撃するのは不公平だとも思っていたんだ」とクリス・ロビンソンは語っている。

「けど、当時の俺はネガティヴな場所にいたんだよ。結婚生活が破綻しかけていたわけでね。俺はあらゆる努力とエネルギーを愛するバンドに注ぎ込んで、大好きな経験にそれを向けていたんだ。(元ブラック・クロウズのメンバーと)アズ・ザ・クロウ・フライズを結成して、友人や才能のある人たちと一緒にいたわけだけど、その時にどう思ったと思う?」とクリス・ロビンソンは語り、リッチ・ロビンソンを指差しながら次のように続けている。

「彼のことなんだ。何かが欠けてしまっていたことに自分でも気が付いていなかったんだよ」

リッチ・ロビンソンはクリス・ロビンソンからの謝罪を受け入れたことを明かして、その理由について次のように語っている。「僕は彼が抱えているものを知っていたからね。すべては悲しみやストレス、傷ついた気持ちから生まれるものなのであって、人生とはそういうものだからね。誰かがそういう振る舞い方をしてしまっているような時には大抵、その人はつらいことを経験しているんだ」とリッチ・ロビンソンは米『ローリング・ストーン』誌に語っている。

「相手を理解してあげる必要があるんだよ。僕は何が起きていたのかを知っていたし、それを理解していた。それに対して僕にできることは何もなかったし、彼が自分で乗り越えなければいけないことだったからね」

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