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10月26日の夜にロンドンのO2アリーナで開催されたU2の公演にサプライズ出演したノエル・ギャラガーだが、それに先んじてもっと驚きの行動に出ていた。この元オアシスのギタリストは、その前夜に行われたライヴに向かうため、一般人と同じように地下鉄を使っていたのだ。奇妙な光景だが、ロックスターであっても我々と同じだ。ところが、どうやら、これはあまり珍しい光景ではなかったと見える。音楽業界で富と名声を得た人々が、我々と同じように公共交通機関の中で人ごみに揉まれている様子を振り返ってみよう。

ノエル・ギャラガーと一緒に写真を撮ったファンのツイッターはこちらから。

昨晩のU2ライヴに行く途中、私たちが会った人だよ

ニューヨーク市地下鉄に乗るジェイ・Z(2012年)

ブルックリンに建設されたバークレイズ・センターのこけら落とし公演として、ジェイ・Zは8公演を行った。その最終日に、ジェイ・Zはこう決めたという。「そうだ、俺は今夜のライヴに地下鉄で行こう。行かねえとダメだ、俺はジェイ・Zだぞ!」。 こうして、下にある映像の通り(彼の護衛チームはひそかに不満を抱えていたに違いない)、地下鉄に乗ったのだ。しかし、それが静かな通勤風景になるわけがない。屈強な護衛や、うっとうしい撮影スタッフ、そして目を真ん丸にした大勢のニューヨーカーに囲まれて、ジェイ・Zは電車に乗り込み、混乱の中でなんとか席を確保した。それから、ジェイ・Zは自分のことを誰だかまったく知らないエレンというおばあさんと話し始めた。このおばあさんがジェイ・Zに「あなたは有名なの?」と話しかけたことで、何百万というGIFやミームの素材をうっかり生み出してしまった。


ブリット・アウォーズに地下鉄で向かうマシュー・ベラミー(2013年)

渋滞を避けて、地下鉄でブリッツに向かってる!

ミューズのフロントマンは、パッと見でロックスターだと気付かれない人物としては世界一だ。マシュー・ベラミーと15年ほど音楽の仕事を共にしてきた仲間なら、彼が地下鉄の同じ車両に乗っていたとしても、たやすく気付けるだろうが、ロンドンっ子(や観光客)は彼にまったく気付けないだろう。そのため、比較的トラブルが起こりにくいのだ。2013年2月、彼は地下鉄に乗ってブリット・アウォーズに向かった。ミューズの3人はそこで“Supremacy”を演奏している。彼がこの移動手段を取ったのは、いかに地に足が付いているかを証明するためだ。えっへん。


地下鉄に乗るリアーナ(2011年)

ロンドンの地下鉄、ジュビリー線でリアーナと乗り合わせた幸運なファンは、興奮気味に「私、リアーナと一緒にいるわ」と話していた。それに対して、最近『NME』の表紙を飾ったリアーナは「あなたと一緒にいるのよ」と答えて、このファンを手に負えないほど大喜びさせた。ほらね、リアーナはクールでしょ。O2アリーナで10公演を行う初日に、地下鉄に乗って(もちろん警備と一緒に)、彼女は我々とまったく同じなのだということを示してくれたのだ……たぶん。


シカゴの高架鉄道ブラウンラインに乗るデイヴ・グロール(2014年)

兄貴の友達がさっきメールしてきた写真だ。シカゴのブラウンラインに乗ってるデイヴ

「ロック界で最もいい人」がトレードマークのデイヴ・グロールは、一般人と共に公共交通機関を喜んで利用するほど気さくな性格だ。彼にできないことがあるだろうか? 彼はフー・ファイターズがシカゴに滞在している時に、シカゴ交通局の電車に乗っているところを、もちろん笑顔でファンに撮影されている。この姿は、彼が業界でも屈指のいい人であることをさらに確信させるばかりだった。

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