エルトン・ジョンの映画『ロケットマン』は5月31日に全米での公開日を迎え、最初の週末の3日間で約2570万ドル(約27億円)の興行収入を上げたことが明らかになっている。
『ヴァラエティ』誌によれば、『ロケットマン』は5月31日から6月2日までの期間に集計された興行収入のランキングで、4780万ドル(約51億円)の興行収入を上げた同じく5月31日に全米で公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、4280万ドル(約46億円)の興行収入を上げた『アラジン』に次ぐ3位にランクインしている。
また、『ロケットマン』はその他の40のマーケットで1920万ドル(約20億円)の興行収入を記録しており、5月22日より公開されているUKでのこれまでの興行収入を合わせて5600万ドル(約60億円)を売り上げている。同作は約4000万ドル(約43億円)の予算で制作されており、既に制作費を超える興行収入を記録していることになる。
昨年に公開されたクイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』や『アリー/スター誕生』を初め、秋口から冬にかけて上映されることの多い音楽映画だが、5月という初夏の時期を公開日に選んだことについて、パラマウント・ピクチャーズのカイル・デイヴィスは 『ヴァラエティ』誌に次のように語っている。
「私たちにとって、夏に公開することの利点は(同時に公開されている映画とは)異なる層を狙えるという点です」と彼は語っている。「本作は大人のためのR指定映画なのです。このことは我々にとってのアドバンテージとなるでしょう。夏というのは全員が知っているようなイベントに合わせる必要がある時期ですが、もしそうでなければ、質のいいオリジナルな存在になればいいのです。『ロケットマン』とは、そういう映画なのです」
『ロケットマン』は日本では8月23日より公開される。
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