タロン・エガートンはクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』と自身が主演を務めるエルトン・ジョンの映画『ロケットマン』との比較について言及して、自身の見解を明らかにしている。
両作が比較されることについて嬉しく思うかと訊かれたタロン・エガートンは現地時間5月16日に行われたカンヌ国際映画祭の記者会見の中で「すぐさま言及してもらえるのは誇らしいことだね」と語っている。
彼は次のように続けている。「(『ボヘミアン・ラプソディ』は)社会現象となって、それそのものだったからね。誰によって成し遂げられ、誰がとどめを刺したのかも分からないくらいだよね」
タロン・エガートンはブライアン・シンガーについても言及し、彼が『ボヘミアン・ラプソディ』から降板してことを受けて、皮肉を口にしている。ブライアン・シンガーの後任は『ロケットマン』を監督しているデクスター・フレッチャーが務めている。
「僕たちの映画はまったく違う生き物なんだよ」とタロン・エガートンは語っている。「僕たちの映画はミュージカルだしさ。主役が歌えなくちゃいけないんだ。伝記映画だと、それは必要ないからね。較べてもらえることには感謝しているんだけどさ。願わくば、こうした映画への需要があることの証明だといいよね。でも、あの映画はとんでもないものだよね」
記者会見にはデクスター・フレッチャーと『ロケットマン』の他のキャスト、エルトン・ジョンの母親役のブライス・ダラス・ハワード、エルトン・ジョンの元恋人でマネージャー役のリチャード・マッデンも登場している。また、タロン・エガートンは、いつでも質問することができるようにとエルトン・ジョンと無条件に連絡できたことを明らかにしている。
「彼と一緒に多くの時間を過ごすことができたし、あらゆることについて話したよ」とタロン・エガートンは語っている。「彼の人生の偉大さなんかとは別の部分の彼を知ることができるようにしてくれたんだ。そうやって彼の内面に入ることができたのは、本当に助けになったよ」
一方、エルトン・ジョンとタロン・エガートンが共演を果たした”(I’m Gonna) Love Me Again”の音源が先週リリースされている。
”(I’m Gonna) Love Me Again”は日本では8月23日に公開される映画『ロケットマン』のサウンドトラックに収録されている。
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