アダム・ランバートは音楽業界でセクシャリティを明かすことへの変化について語り、フレディ・マーキュリーが実際どの程度隠していたのかをはかることは難しいと明かしている。
アメリカのオーディション番組「アメリカン・アイドル」で頭角を現したアダム・ランバートは、ソロ・アーティストとして成功を収め、2011年からはフレディ・マーキュリーの代役としてクイーンのフロントマンを務めている。新たなインタヴューの中で、アダム・ランバートはフレディ・マーキュリーに敬意を表し、「違う時代」においてのセクシャリティの議論は難しいと述べている。
「フレディが実際はどれくらい自分のセクシャリティを隠していたのか、僕には分からないよ」とアダム・ランバートは表紙に登場した『アティチュード・マガジン』の最新号で語っている。「メディアで議論することすらタブーだった時代だよね。フレディは冗談を言っているように解釈されていたのかもしれないけど、彼は最初から認めていたわけでもあってね」
「フレディにゲイかどうか訊ねるインタヴューがあるんだけど、彼は『ああ、水仙ぐらい心踊る(gay)よ。水仙ぐらいね(※Yeah as a daffodil… gay as a daffodil)』と答えていてね。みんながそう思ったのか分からないけど、フレディはこの件について本気になることはなくて、適当に受け流していたんだ。ただ『違う』とは決して言わなかったんだよ」
現在の音楽業界において自身のセクシャリティを明かすことついてアダム・ランバートは次のように語っている。「決して『決まりがある』ってわけじゃないよね。なにが理解されてなにが理解されないかについての葛藤やストレスは多いし、僕がやり始めてからも変わり続けているよ」
「ポップ・アーティストとしてはみんなと関係性を持ちたいわけで、ある時はアーティストとして、自分自身を表現する人物として、本当の自分とバランスをとらなきゃならないこともあったわけでさ」
先日、フレディ・マーキュリー役をラミ・マレックが務めるクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』はトレイラー映像が公開されている。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』は日本では11月9日に公開される。
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