ザ・スミスのトリビュート・バンドであるザ・イアン・ダンカン・スミスが、英国のデーヴィッド・キャメロン首相に関する最近の疑惑をネタに“This Charming Man”の替え歌、“This Charming Ham”をレコーディングしたという。
キャメロン首相は大学時代に死んだブタの口に自身のプライヴェートな部位を挿入したという話が、保守党の献金者であるマイケル・アシュクロフト氏による新作の本の中で暴露されている。
マイケル・アシュクロフト氏によるキャメロン首相の非公式の伝記本は『コール・ミー・デイヴ』というタイトルで、キャメロン首相がオックスフォード大学の学生クラブ、ブリンドン・クラブの入会儀式の一環で、死んだブタの頭に自身のプライヴェートな部位を挿入している写真をある下院議員が見たとする記述が含まれている。
ザ・イアン・ダンカン・スミスはザ・スミスのトリビュート・バンドであると同時に、英国下院議員イアン・ダンカン・スミス氏をテーマとしているが、モリッシーとジョニー・マーの書いた曲の替え歌で世間の注目を集めている。今回の替え歌には「俺がまだ死んで間もないブタの生首に吸わせてるのを見てろ」という歌詞が含まれているという。
“This Charming Ham”の音源はこちらから。また、同バンドは最近同様の替え歌で、“Pig’s Mouth Strikes Again”という曲もリリースしている。
ザ・イアン・ダンカン・スミスは、ザ・スミスの曲を転用し、風刺的で政治的な曲を作っており、その中には“How Soon Is NWO?”、“This Balanced Plan”、“Big South Strikes Again”や“Heaven Knows You’re Miserable Now”などといった曲がある。バンドは先週、デビュー・アルバム『デヴィルズ・チューンズ:ザ・ヴェリー・ワースト・オブ・ザ・イアン・ダンカン・スミス』もリリースしている。
このアルバムのタイトルは、イアン・ダンカン・スミス氏が2003年に出版し、一律にネガティヴな批評を受けた小説『ザ・デヴィルズ・チューン』にちなんだものとなっている。
ある保守党筋は今回の件について、「まったくもってナンセンス」だとしているが、首相官邸のスポークスマンは、キャメロン首相に関する疑惑へのコメントを避けている。
今回のマイケル・アシュクロフト氏の本の内容は、今週の英『デイリー・メール』紙に連載されている。その中で、キャメロン首相はフラム・クラブという「麻薬を吸うグループ」のメンバーだったともあり、マリファナを吸い、スーパートランプの曲を聴いていたのではと言われている。
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