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モリッシーは自身を批判した新聞記事に対して反論している。

元ザ・スミスのフロントマンであるモリッシーは先日、「モリッシー・セントラル」という新たなウェブサイトが立ち上げられており、サイト内の「メッセージ・フロム・モリッシー」というブログの最初の投稿の一つとして、『インディペンデント』紙に掲載された「ディス・チャームレス・マン:モリッシーはいかにして度重なるビッグマウスを炸裂させたか」と題された論評に対する反論を掲載している。

『インディペンデント』紙の論評には「今や裏切りを予感させる、かつては美しかったアーティストの凋落」とモリッシーについて綴られており、モリッシーの思想は「ひどい」ものであり、彼の「ビッグマウスが再び炸裂した時、それが許容しがたいものであることは明白だ」と述べられている。

モリッシーは、『なぜ『インディペンデント』紙はインディペンデンス(独立)を嫌うのか』と題した記事をブログに投稿して、論評について「あまりあるヘイト記事」であるとし、「癪にさわる卑しさに満ちており、際限なく愕然とさせられる点において窒息しそうなほどだ」と述べている。

「アーティスト(や政治家)の価値は、彼らを黙らせようとするためになされる努力によって示されることがある」とモリッシーは綴り、『インディペンデント』紙の顰蹙を買うことになったのは「多くの人たちが実際に感じていることを言っている」からだと示唆している。

「『インディペンデント』紙は、自分たちの思想に合致しない考えを持っている人たちを黙らせたくて喚いている」として、モリッシーは『インディペンデント』紙に対して『印刷に適したあらゆるくだらないこと』という新たなスローガンを提案している。

モリッシーは続けて、『インディペンデント』紙は「正義の原則などお構いなしに、歪んだ真実を生み出すために読者に喜んで嘘をつく」と批判し、論評に掲載されていた自身に関するいくつかの言及に反論している。

論評に記載されていた、モリッシーがグラスゴーでのライヴ中にスコットランドのニコラ・スタージョン首相を非難したために、複数のファンが会場を後にしたという言及について、モリッシーは「抗議するために会場を去ったということが分かる者は誰1人いなかった」と主張している。

自身についての「EU離脱を好んでいる」という表現についてもモリッシーは否定しており、次のように綴っている。「僕は人生を通して2回しかEU離脱には言及していないはずだし、そのどちらでも愛を語ったことはない。メディアを通したイジメで警告したようには投票しなかった国民たちに政界のエリートたちが嫌悪感を示したことからも分かるように、いかにEU離脱が民主主義にとって衝撃だったかということを僕は説明したに過ぎないんだ」

モリッシーは次のように続けている。「イングランドは自分の面倒くらい自分で見られるはずだよ。法律や思想、国境や自由をEUに規制される必要なんてないわけでね。天才じゃなくたってこの考えには行き着くはずだけどね」

モリッシーはさらにこう続けている。「紙媒体のメディアが求心力を失った時、彼らがすることといえば、単に反対勢力を『レイシスト』と名付けた見出しに変えるということだけなんだ。完璧な策略だよね。だって、大抵の人たちは自分がレイシストと呼ばれていることに愕然としてまた押し黙ってしまうわけで、議論は未解決で終わることになるわけだからね。言葉を使って返してくれるのは、寛容でない人たちだけだからね」

モリッシーは自身を「イカれた左翼でも極右でもない」とした上で、次のように続けている。「僕は人道主義者だよ。まだイギリスの選挙で投票したことはないけれど、それは僕の思想と合致する政党がないからでね。僕にとって社会で唯一の関心事は、現代が正気だとは思えないような時代であることを体現し続けている、食肉処理場を廃止したいということだけだよ」

「イギリスのメインストリームのメディアは今やポリティカル・コレクトに傾倒してしまって、基本的な事実を伝えることすらできていないわけでね。社会的な多様性を伝えることに躍起になっているくせに、あいつらは多様な意見を認めていないんだよ」とモリッシーは続けている。

「僕は長い間イギリスで批判されてきたから(他の場所ではされたことないのにね!)、もはやそんなのは脅しに聞こえないんだ。結局のところ、僕はまだイギリスにいるわけだからね」

モリッシーによる投稿の全文はこちらから。

http://www.morrisseycentral.com/messagesfrommorrissey

ウェブサイトに掲載されている別の記事で、モリッシーはプリテンダーズの“Back On The Chain”をカヴァーしたことも明かしている。カヴァーした音源は今夏にリリースされる見込みだという。

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