ザ・ストロークスのフロントマンであるジュリアン・カサブランカスはインタヴューでザ・ストロークスについての現在の見解を語っている。
ザ・ストロークスのフロントマンであるジュリアン・カサブランカスは、サイド・プロジェクトであるザ・ヴォイズとしてのセカンド・アルバム『バーチュー』をRCAから3月30日にリリースする。『バーチュー』は、2014年にリリースしたデビュー・アルバム『ティラニー』に続くものとなっている。
「ヴァルチャー」とのインタヴューで、自身にとってのザ・ストロークスの担う役割を訊かれると、ジュリアン・カサブランカスは次のように答えている。
「僕にとってザ・ストロークスっていうのは――実は今日も考えていたんだけどね。自分をごまかしていたのかもしれないけど、始めた当時は素晴らしくて、自分たちのやっていることが大好きだったんだ。僕としては単に音楽的に進歩したかったんだよ。あるやり方でね。それには、ものすごく自分自身に厳しくないといけないんだ。デモを作って、周りの人たちがそれをリリースしたいと思っても、僕は『これはよくないよ。次に進もう』と言うんだけどさ。ザ・ストロークスについてもそうしていたんだ。『これもいいけど、前に進みたいんだ』っていうね。僕は進化して、より挑戦的なことをやりたいんだよ。ブラック・サバスやニルヴァーナ、一時期のザ・ドアーズみたいにね。メインストリームではない音楽でメインストリームでブレイクするんだ」
彼は次のように続けている。「最近、(ネットフリックスの)『アナイアレイション -全滅領域-』を観たんだけどさ。ナタリー・ポートマンは『マイティ・ソー』シリーズにも出ているわけで、それって面白いよねっていうことを話したことがあるんだ。ナタリー・ポートマンは『アナイアレイション -全滅領域-』で衝撃的な演技をしているわけだけど、僕が思ったのは、彼女は情熱から物事に取り組んでいて、生活費を稼ぐため以上の何かをやっているんじゃないかっていうことでね。思うに、俳優たちはそういうことをしていても、それで彼らが取り組んでいることが嫌いだっていうことにはならないわけでね。それは違う種類のエネルギーなんだよね。そういう状況は、僕や僕がプレイしているバンドにも当てはまるんだよ」
同じインタヴューの中でジュリアン・カサブランカスはポップ・ミュージックの現状を嘆き、アリエル・ピンクはエド・シーランと同じくらいビッグであるべきだと語っている。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.